第16回「神戸大学留学生東日本同窓会」が2月11日に都内のレストランで開かれました。本会は2019年より国内留学生同窓会が東日本と西日本で分かれて組織されたもので、毎年7月に大阪で西日本留学生同窓会、2月に東京で東日本留学生同窓会がそれぞれ開催されます。コロナ禍においては、オンラインで開催されてきましたが、3年ぶりに対面で開催された今年は、日本国内で活躍している卒業留学生に加え、旅行で日本訪問中の卒業生、日本人卒業生、大学関係者合わせて26名が集い、国籍を超えての交流を深めました。

 留学生東日本同窓会ビーラッパン会長(法学研究科 2008年卒)の開会の辞に続き、大学からはグローバル教育センター長河合教授が挨拶され、対面での開催を喜び合いました。また、神戸大学東京オフィスの碇所長が東京オフィスの紹介とともに、卒業生のネットワーク強化のための支援状況について話されました。その後、留学生OB代表として大東文化大学准教授のJoshi Abhayさん(自然科学研究科 2010年卒)から話題提供として、「なぜ日本で働くのか」「その意味は何か」という問いに対し、ご自分の経験からお話し頂きました。

 今年は、東日本留学生同窓会発足から会長を務めてきたビーラッパン会長から会長交代の提案があり、新会長として嘉賀宮彩世さん(経済学研究科 2000年卒)が推薦され、承認されました。嘉賀宮新会長からは、「東京の地で神戸大学に関係する多様な人々との繋がりを大切にしつつ、お互いが成長できる組織にしていきたい。」と抱負を述べられました。

 その後、参加者の自己紹介と近況報告が行われ、Jovelle Fernandezさん(医学研究科 2003年卒)からは自叙伝『THE EXPAT』の紹介がありました。この本は外国人として5ヶ国で働き、50ヶ国を旅した自らの人生を回顧し、馴染みのない状況や場所で降りかかる困難をどのように克服してきたか、記されたものであると紹介されました。

 留学生同窓会は、海外も含めて14の国と地域に及ぶもので、海外ネットワークを担う重要な役割を果たしていますが、とりわけ日本国内同窓会は、在学している留学生の就職支援にも大きな役割を果たしています。今後も日本国内へ就職を希望している在学留学生への積極的支援を行うとともに、大学や東京オフィスと連携しながら留学生東日本同窓会がさらに発展していくことを期待したいと思います。

 

関連リンク
第16回神戸大学留学生東日本同窓会

(グローバル教育センター)