• 2023/12/26
  • 理学研究科、研究推進課
  • 受賞・採択

JST令和5年度先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)プログラム「次世代のためのASPIRE」に理学研究科の谷口隆晴教授が研究代表者として採択されました。

研究課題名・研究代表者

<研究課題名>
深層科学技術計算:数理科学を基盤とする物理構造と深層学習の融合

<研究代表者>
理学研究科・教授・谷口隆晴

先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)プログラムについて

国際共同研究を通じて我が国と科学技術先進国・地域のトップ研究者同士を結び付け、我が国の研究コミュニティにおいて国際頭脳循環を加速することを目指すプログラムです。
政府が主導で設定した先端分野における大型国際共同研究に対して、日本と相手国の両国がより戦略的・機動的に研究を遂行できるよう支援を行うため、2023年度から本プログラムを開始しました。
本プログラムの支援によって、日本人研究者の国際科学トップサークルへの参入の促進と、優秀な若手研究者の交流・コネクションの強化が図られることで「国際頭脳循環」が推進され、長期的な連携ネットワークの構築が期待されます。

研究概要

本研究では,物理学を深層学習に応用する道を開くと同時に,物理モデリング・シミュレーションのための大規模深層学習モデルに向けた基礎技術の構築を目指します。相手国(欧州)のチームは,深層学習のための数学に関する研究を進めており、基盤となる理論を構築します。日本側は,相手側チームの開発した数学を取り込み,物理法則を保つ深層物理モデルの構築や,物理学を応用した深層学習モデルの効率化に取り組みます。本研究は、信頼性が高く、高効率な深層物理モデルの構築や,効率化手法の一般の深層学習技術への展開が期待されます。

関連サイト

JSTプレスリリースURL

(理学研究科、研究推進課)