第18回神戸大学外国人留学生のための合同企業説明会「グローバルジョブフェア2024」(グローバル教育センター/キャリアセンター主催)が4月24日(水)、神戸大学百年記念館(神大会館)で開催されました。本フェアには、22社の企業と留学生就職支援関連の学外1機関からの参加があり、30か国・地域から約150名の留学生が参加しました。来年3月修了予定の留学生に加え、将来日本での就職に関心のある留学生たちにも参加を呼びかけた結果、昨年を上回る来場者数となりました。熱心にブースを回っている姿から留学生の日本企業就職への高い関心が伺えます。
この「グローバルジョブフェア」は、留学生就職支援の一環として、2007年から神戸大学が独自に始めた企業合同説明会で、コロナ禍を経て昨年に続き、対面での実施となりました。
参加した留学生からは「人事担当者から会社の情報を直接聞くことはとても有意義な機会で多くの情報を得ることができて良かったです」、「自分の国では就職支援のイベントで企業が大学に来て直接説明することはないので、今回のフェアはとても素晴らしい取り組みです」、「私のような留学生の採用に興味のある日本企業が多くてうれしかったです」「日本企業について多くのことを学べたし、卒業後の就職活動に備える絶好の機会だったと思います」などの感想が寄せられ、留学生が各企業への理解を深め、日本での就職への意欲を高めている姿が見受けられました。
一方、企業からも「コロナ以降、このような企業説明会がオンラインで行われることが多い中、対面での説明会は貴重な機会です。ぜひ来年も対面で実施をお願いしたい」、「神戸大学の留学生たちが真剣な姿勢で高い意欲を持っていることが印象的でした」、「留学生に対して企業を紹介する機会が得られたのも大きな収穫で採用につなげたい」など、対面での開催について評価する意見が多くありました。今年の特徴としては、過去に開催したジョブフェアをきっかけに採用された卒業生が、今回、企業側として参加し、後輩らに一生懸命説明するブースもあり、ジョブフェアの継続実施による好循環がみられました。
今後も大学内での連携はもちろん、地域や行政等との連携を活かし、さらに多様化していく留学生のニーズを見据えながら、留学生のキャリア形成に対する教育的支援を積極的に行っていきたいと思います。
【参加企業】
エイムネクスト株式会社、株式会社ショクシン、デロイトトーマツコンサルティング合同会社、レンゴー株式会社、三菱電機株式会社、住友電工情報システム株式会社、古野電気株式会社、山口重工業株式会社、情報セキュリティ株式会社、日工株式会社、日本食研ホールディングス株式会社、日鉄テックスエンジ株式会社、株式会社アルトナー、株式会社トプコン、株式会社トライアルカンパニー、株式会社ノーリツ、株式会社ミックウェア、株式会社モリタホールディングス、株式会社創発システム研究所、神戸トヨペット株式会社、NTN株式会社、TANAKAホールディングス株式会社【以上22社(順不同)】
【その他参加団体】
大学コンソーシアムひょうご神戸
GJF2024 会場風景
(グローバル教育センター)