山口大学 赤松良久(あかまつよしひさ)准教授、兵庫県立大学 土居秀幸(どいひでゆき)准教授、ルーチェサーチ(株)渡辺豊(わたなべゆたか)氏、奈良女子大学 片野泉(かたのいずみ)准教授、神戸大学 源利文(みなもととしふみ)准教授らの研究グループは、新たに開発したドローン採水システムにより水を汲むことで、環境DNAから魚類の生息を把握する手法を確立しました。

本研究成果は平成29年10月18日、国際陸水海洋学会科学誌「Limnology and Oceanography: Methods」電子版に掲載されました。

概要

水域での生物調査は、多大な時間や労力がかかり高コストであることが課題でした。湖沼・河川などの水環境中には、生物のフンや表皮などから溶け出たDNA断片(環境DNA)が存在しています。本研究チームは、新たに環境DNA採水用のドローンシステムを開発しました(ルーチェサーチ(株)開発のドローン・採水器具に関して山口大学・ルーチェサーチ(株)が特許出願中)。ドローンによる採水により、環境DNA分析から魚類をターゲットにして生物調査を行う手法を開発しました。

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研究者