東北大学学際科学フロンティア研究所・理学研究科の鹿山雅裕助教と共同研究チーム(JAMSTEC、神戸大、京都大、広島大、JASRIなど)は、月隕石から「モガナイト」と呼ばれる、生成に水が不可欠な鉱物を発見し、これが月の地下に眠る氷の痕跡であることを突き止めました。

 鹿山雅裕助教は2014年4月~2016年3月の期間、神戸大学理学研究科 惑星学専攻の惑星物質科学研究室に日本学術振興会特別研究員(PD)として在籍し、瀬戸雄介講師らとともに本研究を遂行しました。

 本研究成果は、平成30年5月3日(日本時間)に米国科学誌「Science Advances」にオンライン公開されました。

ポイント

  • 月隕石から水が蒸発することで生成される「モガナイト」と呼ばれる鉱物を初めて発見
  • モガナイトの生成には水が不可欠であるため、地球にしか存在しないと考えられていた
  • 太陽光が当たる表面では月の水はすぐに蒸発、低温である月の地下には氷として現存
  • 氷の埋蔵量は岩石1 m3あたり18.8リットル、月で人類が利用できる水資源として期待

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論文情報

・タイトル
Discovery of moganite in a lunar meteorite as a trace of H2O ice in the Moon’s regolith
doi:10.1126/sciadv.aar4378

・著者
Masahiro Kayama, Naotaka Tomioka, Eiji Ohtani, Yusuke Seto, Hiroshi Nagaoka, Jens Götze, Akira Miyake, Shin Ozawa, Toshimori Sekine, Masaaki Miyahara, Kazushige Tomeoka, Megumi Matsumoto, Naoki Shoda, Naohisa Hirao and Takamichi Kobayashi

・掲載誌
Science Advances

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