
幕末明治の神戸では開港以降、居留地や神戸港の建設が進められ、国際貿易港として大きな発展を遂げていきます。第1次世界大戦 (1914~18年) を経て日本の造船・海 運部門が拡大し船員不足が深刻となる中、神戸における海技者教育がいよいよ始まります。大正6 (1917) 年に設立認可された川崎商船学校は、さらに官立の神戸高等商船学校となり、以来、資源に乏しい日本の生命線を維持するために数多くの商船士官を輩出して国の発展に貢献し、神戸大学深江キャンパスの長い歴史を刻んできました。
平成29(2017)年に川崎商船学校設立から100年を迎えるのを記念し、戦前を中心とした神戸の海技者教育のあゆみを、時代背景や多数の資料などで紹介いたします。同じく、開港150年を迎える海港都市“神戸”の近代から現代にかけてのあゆみもあわせてご覧ください。
開催概要
- 会期
- 2017年3月6日 (月) ~ 2017年4月6日 (木)
- 時間
- 月~金 8:45-21:30
土日 10:00-19:00 - 場所
- 神戸大学社会科学系図書館2階展示スペース
- 問合せ先
- 担当 ( 菊地 078-803-5535 mkikuchi@lit.kobe-u.ac.jp )
海事博物館事務室 078-431-3564 - 主催
- 神戸大学海事博物館
- 協力
- 一般社団法人海洋会、神戸大学附属図書館
- 参考サイト
- 神戸大学 地理学教室