本学では、東日本大震災後、被災大学としての経験を生かし、神戸大学としての提言を取りまとめ、公開シンポジウムの開催や、東北大学を始めとする東北地方の復興支援活動に取り組んでまいりました。平成24年1月には「震災復興支援・災害科学研究推進室」を設置して、当室では震災復興支援活動や災害科学研究を行う学内のグループへの支援等の活動を行っております。
将来起こりうる南海トラフ地震等に備えて、社会全体として事前準備の必要があります。熊本地震後の緊急支援、復旧復興支援、東日本大震災の現状を見るならば、必ずしも阪神・淡路大震災での経験や、その後の学術的な蓄積が十分に活かせているとは言えない状況にあります。本シンポジウムでは、今後、必ず起こりうる大規模災害に備え、これまでの研究蓄積をどのように実践的に活かしていくかを考えていきます。
ぜひともご参会いただきますよう多くの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
開催概要

- 日時・場所
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平成29年12月1日 (金) 12:30 - 17:30
神戸大学百年記念館 [ 六甲台第2キャンパス ] 六甲ホール - 主な内容
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- ポスターセッション
- 震災復興支援・災害科学研究推進活動サポート経費採択事業代表者よりスライドを用いて活動解説を行います。
- 講演1
- 緊急支援・災害後の暮らしへの学術的アプローチのあり方
(神戸大学 都市安全研究センター 教授 北後 明彦) - 講演2
- 災害に強い文化と地域歴史遺産継承のための大学間ネットワークとその国際的展開
(神戸大学 地域連携推進室 室長 奥村 弘) - 講演3
- 災害検証に基づく防災文化の「再構築」一人ひとりの犠牲死を忘れず語り継ぐ活動を通じて
(岩手大学 教育学部 教授 麦倉 哲) - 講演4
- 日本DMATと我国の災害医療体制~内閣府主催の大規模地震時医療活動訓練を通じて~
(神戸大学 医学部附属病院 特命教授 西山隆) - 講演5
- 世界防災フォーラムの取り組みについて
(東北大学 災害科学国際研究所 教授 小野裕一) - 講演6
- 構造変化が進む中での災害への備え~経済学的な観点から~
(神戸大学 社会システムイノベーションセンター 特命教授 豊田利久) - パネルディスカッション
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ファシリテーター
- 神戸大学 都市安全研究センター 教授 北後 明彦
- 東北大学 災害科学国際研究所 教授 小野 裕一
- 岩手大学 教育学部 教授 麦倉 哲
- 神戸大学 地域連携推進室 室長 奥村 弘
- 神戸大学 医学部附属病院 特命教授 西山 隆
- 神戸大学 社会システムイノベーションセンター 特命教授 豊田 利久
- 神戸大学 医学研究科 教授 曽良 一郎
- ポスター展示
- 震災復興支援・災害科学研究推進室活動サポー卜経費採択事業など、東日本大震災に係る復興支援活動のポスター展示を六甲ホール横ホワイエスペースにて行います
- お申込方法
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E-mail (sfsk-jimu@office.kobe-u. ac.jp) もしくは、FAX (078-803-5049) にて11月24日 (金) までに、以下の事項について窓口までお知らせください。当日参加も可能です。
①氏名、②氏名ふりがな、③連絡先 (E-mail/Fax)、④ご所属 (無しでも結構です)
- 問い合わせ先
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神戸大学震災復興支援・災害科学研究推進室
(研究推進部研究推進課研究助成グループ)
TEL:078-803-5424
FAX:078-803-5049
E-mail:sfsk-jimu@office.kobe-u. ac.jp※メールアドレスの一部 (ac.jpの前など) には、アドレス収集ロボット対策として半角スペースが挿入されております。メールアドレスご使用の際には、適宜修正願います。