
神戸大学計算科学教育センターでは、理化学研究所 医科学イノベーションハブ推進プログラム他と共催で「計算生命科学の基礎VII-生命科学のためのシミュレーション技術とデータサイエンス:基礎から医療と人工知能の融合領域へ-」全15回の遠隔講義を実施いたします。
参加無料で事前登録いただければ講義会場からだけでなく、インターネットに接続し学外からも受講していただくことが可能です。皆さまのご参加をお待ちしております。
概要
- 日時
- 令和2年10月7日~令和3年2月3日までの毎週水曜日 17:00~18:30
(ただし、12月23日から1月6日を除く) - 場所
- 神戸大学統合研究拠点 2階208セミナー室
(もしくはご自身のパソコンからの遠隔受講) - 対象
- 大学生、大学院生、ポスドク、大学教員、研究所・企業の研究者
- 参加費
- 無料 (事前登録要)
プログラム【講義スケジュール】
はじめに
第1編 生命のデータサイエンスの基礎
- 10月7日) 「代謝ネットワーク解析:基礎と応用」
竹本 和広 (九州工業大学 大学院情報工学研究科 生命科学情報工学研究系 准教授) - 10月14日) 「機械学習・深層学習と生命科学」
中村 周吾 (東洋大学 情報連携学部 教授) - 10月21日) 「タンパク質構造インフォマティクス基礎」
富井 健太郎 (産業技術総合研究所 人工知能研究センター 研究チーム長) - 10月28日) 「質量分析インフォマティクスの基礎」
有田 正規 (情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 教授) - 11月4日) 「細胞レベルでの解体新書「シングルセルゲノミクス」
渡辺 亮 (京都大学 大学院医学系研究科 特定准教授)
第2編 構造生命科学のための分子シミュレーション
- 11月11日) 「新型コロナウィルス感染症治療薬探索を目指したシミュレーションと機械学習」
関嶋 政和 (東京工業大学 情報理工学院 准教授) - 11月18日) 「Analysis of antibody-antigen interactions from sequence data」
Standley, Daron (大阪大学微生物病研究所 教授) - 11月25日) 「分子シミュレーションを活用したインシリコ創薬支援」
広川 貴次 (産業技術総合研究所 上席主任研究員/筑波大学 教授) - 12月2日) 「分子シミュレーションと計測データの融合」
高田 彰二 (京都大学 大学院理学研究科 教授)
第3編 医療と人工知能の融合領域
- 12月9日) 「計算によって「何かが説明できる」という信念が迫り来る未知のウィルスに出会ったとき」
緒方 法親 (株式会社日本バイオデータ 代表取締役/次世代バイオ医療品製造技術研究組合 事業部顧問 (ゲノム技術)) - 12月16日) 「AI医療の最新活用事例」
上田 修功 (理化学研究所 革新知能統合研究センター 副センター長) - 1月13日) 「自然言語処理が拓く医療AIの未来」
荒牧 英治 (奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 教授) - 1月20日) 「運動意図推定とロボットリハビリテーション」
森本 淳 (理化学研究所 バトンゾーン推進研究プログラム ロボティクスプロジェクト 人間機械協働研究チーム チームリーダー) - 1月27日) 「抗体医薬の分子デザインに叶う計算生命科学の可能性」
鎌田 春彦 (医薬基盤・健康・栄養研究所 創薬デザイン研究センター バイオ創薬プロジェクト プロジェクトリーダー) - 2月3日) 「AIの医療応用における規制・責任・品質論」
鎮西 清行 (産業技術総合研究所 健康医工学研究部門 副研究部門長)