神戸大学は、昨年9月にベルギー・ブリュッセルに、日本の大学として初めてとなる「神戸大学ブッリュセルオフィス」を開設しました。その記念として3月3日から7日まで、「日欧教育研究連携の新時代」をテーマにしたシンポジウムを開催しました。

同シンポジウムは、文部科学省、外務省、国立大学協会等の後援、また日欧の大学からの協力を得て開催したもので、「日EU高等教育政策セミナー」、「日欧大学ラウンドテーブル」及び6つの「研究セッション」から構成されています。
3月4日のメインシンポジウムでは、日欧の高等教育における国際連携をテーマに、ヘルマン・ヴァンロンプイ欧州理事会議長 (EU大統領)、清水潔文部科学事務次官、福田秀樹学長、モネ欧州委員会教育文化総局次長、ボシュロウ欧州委員会研究総局国際協力政策課長及びカウエンベルグ・ヘント大学長の講演が行われ、150名の日欧の大学関係者等が出席しました。
メインシンポジウムの冒頭には、福田学長からヴァンロンプイ欧州理事会議長のこれまでの功績により神戸大学名誉博士称号の授与式を行いました。

また、「日欧大学ラウンドテーブル」では、本学の中村千春理事がコーディネーターとして、武田廣理事、大阪大学の辻副学長、パリ第2大学のルカイヨン副学長、欧州大学協会のゲーベル高等教育政策課長がパネリストとなり、日欧の教育研究連携の在り方について議論しました。
さらに、6つの「研究セッション」では、本学の研究者13名、欧州の研究者等36名の発表があり、日欧の学生をはじめ多くの大学関係者等も参加しました。
なお、同期間中、在ベルギー日本大使館広報文化センターにおいて、「日欧教育研究連携の新時代ポスター展」が開催され、本学をはじめとする関西にある5大学の研究成果のポスターを展示しました。