神戸大学

神戸オックスフォード日本学プログラム第一期生修了式

2013年07月31日

オックスフォード大学東洋学部日本語学の2年生12人は、神戸オックスフォード日本学プログラム第一期生として昨年10月に来日、特別聴講生として神戸大学留学生センターで日本語を学びつつ、文学部で日本の歴史などを学んできました。7月29日、プログラムの修了式が行われ、この一年で見違えるように日本語が上達したオックスフォード生は「日本の文化を味わい、たくさんの思い出が出来ました」と感謝の言葉を述べていました。

修了証書をうけとるオックスフォード生

修了式で藤井勝文学部長が一期生の歩みについて説明。福田秀樹学長は「これほど成功したプログラムはないと思います。また日本に、神戸大学のキャンパスに戻ってきてください」とあいさつ。オックスフォード大学に留学経験のある小島誠二・外務省関西特命全権大使は「英国で日本語を学習する人が減っていると聞きます。皆さんにはぜひ、日本のことをこれからも学んで、将来は日本で活躍してほしい」と励ましました。これに対しオックスフォード生を代表してカミラ・オードリースコールさんは「アドバイザリーボードの先生方や指導に当たられた先生方、ありがとうございました。広島などへのツアー、毎週のインターナショナルアワーでの学生たちとの交流、書道の体験など思い出がたくさんあります。日本語をますます話せるようになりました。将来もこのプログラムが続きますように」と謝辞を述べました。

これに先だって一期生は修了発表会で一人10分間、それぞれ関心のあるテーマについて発表。日本の制服、男女の話し言葉の違い、外国文学の翻訳が英米のものに偏っている状況、日本企業の社内体制などを取りあげ、興味深く鋭い指摘もありました。

オックスフォード生たちと大学関係者、同窓会は式の終了後の懇親会で別れを惜しみ、オックスフォード生たちは「すばらしい体験だった」「帰りたくない」と口々に感想を話していました。

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(広報室)