平成29年2月14日、神戸大学出光佐三記念六甲台講堂において、国際海事機関 (IMO) の前事務局長で、現在、神戸大学特別顧問・海事科学研究科特別教授の關水康司先生による特別講演会が開催され、学内教職員、学生、その他学外関係者等約130人が参加しました。
講演は、「海事産業とマリタイムガバナンスの研究」をテーマに、IMO事務局長時代の経験談から、日本の海事産業の現状、マリタイムガバナンスの重要性、海事産業の将来像など幅広い事項にわたり、1時間ほどお話しいただきました。特に、「海運は地球産業である。」との観点から、船員教育を超えた海事エリートの育成や海事産業をリードする世界に例を見ないユニークな高等教育研究機関としてなすべきことについてお話しされ、「海に開かれた神戸大学」への期待と提言で講演は締めくくられました。講演に引き続き、熱心な参加者からの多数の質問に丁寧にお答えいただきました。