Kobe University

神戸大学医学部附属国際がん医療・研究センター開院式を開催しました

2017年04月12日

武田学長

神戸大学は4月2日、医学部附属国際がん医療・研究センターの開院式・内覧会を開催しました。

国際がん医療・研究センター (センター長 神戸大学大学院医学研究科 味木徹夫教授) は、診療・研究・教育の新たな拠点として、本センターの趣旨に賛同いただいたシスメックス株式会社より貴重なご寄附をいただき、ポートアイランドの神戸医療産業都市に、このほど開院しました。

開院式では、的崎医学部長、藤澤医学部附属病院長からの式辞の後、武田学長が、「当センターを最大限に活用し、がんに対する先進的外科的治療の推進、次世代医療、新規医療機器の研究開発、国際的な医療研究並びに教育の拠点を形成し、グローバル化を目指していきます。」と挨拶。井戸兵庫県知事より、「神戸医療産業都市に、心強いセンターができた。医療産業都市の中核として、また、国際的にも注目を集めるセンターとして、その機能が確立することを期待しています。」と祝辞がありました。

玉田神戸市副市長からは、「神戸医療産業都市は現在、336の医療機関・研究機関・企業が集積し、日本最大のバイオメディカルクラスターとなっている。それぞれの機関の連携の中核をセンターに担っていただき、医療産業都市全体がさらに発展していくことを期待しています。」との祝辞があり、続いて、佐々木医学教育課企画官が、森文部科学省高等教育局医学教育課長からの「がん対策の推進は引き続き、政府全体の大きな課題であり、医学教育研究および診療を担う大学に対する社会からの期待は、これまでにも増して大きなものになっています。センターが我が国のがん医療を牽引する卓越した成果を上げられますことを期待しております。」との祝辞を伝えました。

さらに、家次シスメックス株式会社代表取締役会長兼社長からは、「神戸のメディカルクラスターに、新たに大学医学部の施設を迎えられて嬉しく思います。産学官のコラボレーションのもと、グローバルに成果を発信していくべく、医療産業都市内の連携を強化していきたい。」との祝辞がありました。

続いて、味木センター長からのセンター概要説明の後に、テープカットが行われました。開院式に引き続いて開催された内覧会では、参加者140人が建物内を見学しました。参加者は、病棟や手術室などを見学し、センター長や附属病院長らの説明を熱心に聞き入っていました。

テープカットの様子

センター概要

神戸大学大学院医学研究科・医学部が世界においてその存在意義を高め、次世代の後継者に活躍の場を広げていくために、ポートアイランド地区に診療・研究・教育の新たな拠点として、設置されました。神戸医療産業都市と連携を強化しながら、がんに対する先進的外科的治療の推進、次世代医療、新規医療機器の研究・開発、国際的な医療研究ならびに教育の拠点を形成し、グローバル化を目指します。

左:内覧会の様子、右:国際がん医療・研究センター外観

関連リンク

(医学部総務課、広報課)