Kobe University

第23回神戸大学国際学生交流シンポジウムを開催しました

2017年12月18日

国際教育総合センターは、12月16日、17日の両日、大阪市此花区にあるホテル・ロッジ舞洲にて、第23回神戸大学国際学生交流シンポジウム (Kobe University International Students’ Symposium 23) を開催しました。神戸大学国際学生交流シンポジウムは、「KISS」の名称で親しまれている1泊2日、合宿形式のバイリンガル (英語/日本語) シンポジウムで、今年は11の国や地域からの留学生27名 (中国、韓国、台湾、ベトナム、ミャンマー、フィンランド、英国、イタリア、米国、オーストラリア、コスタリカ、エルサルバドル)、一般学生21名の合計48名が参加しました。

KISSの理念は、神戸大学のキャンパスに集う学生が、日本語・英語のバイリンガルで自由、活発に討議し、意見交換することを通して、異文化理解・相互理解を深めることにあります。

KISSの企画・準備・実施は、全て学生の実行委員によって行われます。KISS 23のテーマは、“みんな、空の下 Under Everyone’s Sky”。参加した学生達は、自分と"違う"考え方、性格、文化、言語を持つ人と交流する時に感じる隔たりをどのように乗り越え、皆が同じ空の下で笑い合うためにどのようなことが出来るのか、様々な角度から、日・英両言語で活発な議論を重ねました。学生達は、1泊2日、学外の施設で寝食を共にし、バイリンガルでのディスカッション、プレゼンテーション、ポスターセッションなどでの交流を通して相互に親睦を深め、冬の晴天に恵まれた舞洲の爽やかな空の下、笑顔の集合写真でシンポジウムを締めくくりました。

なお、KISSの企画・準備・実施、シンポジウム終了後の振り返り、及び報告書作成等の一連の学びの過程を正規の教育に位置付けるという意図により、平成25年度より、全学共通授業科目の「グローバルリーダーシップ育成基礎演習」として開講しています。今年度は、一般学生5名、留学生13名の計18名の学生が、グローバルリーダーシップ育成基礎演習の受講生として、KISS23の企画、実施を担いました。実行委員長の乾登紀さん (国際文化学部4年生)、副委員長の東田理沙さん (経営学部1年生)、チャイルズ・デリックさん (日本語日本文化研修留学生) のリーダーシップの下、受講生達がKISS23の実行委員として、1泊2日のKISS23を成功裏に運営しました。

また、1日目には、KISSの“生みの親”である瀬口郁子神戸大学名誉教授 (元留学生センター教授)、が激励に駆けつけてくれました。国際教育総合センターでは、留学生に対する日本語教育に加え、KISS等の教育活動を通して、キャンパスの国際化 (Internationalization at Home) を推進するべく様々な取り組みを続けています。KISSの活動始め、今後もキャンパスの国際化促進に資する教育活動に従事して行きたいと思います。

(国際教育総合センター)