Kobe University

社会システムイノベーションセンター・シンポジウム「フィンテックと地域金融システムの変革」を開催しました

2018年04月17日

2018年3月6日に、神戸大学社会システムイノベーションセンターは、ANAクラウンプラザホテル神戸において、経済経営研究所との共同主催でシンポジウム「フィンテックと地域金融システムの変革」を開催しました。

第1報告は、社会システムイノベーションセンターのプロジェクト・リーダーである藤原賢哉・経営学研究科教授が「フィンテックが描く金融システムの未来」のタイトルのもとで、情報通信技術と金融サービスの融合 (フィンテック) に関する進行中の研究成果を披露した後、翁百合・日本総合研究所副理事長が「フィンテックと金融ビジネスの革新」を講演し、さらに、井上俊剛・金融庁総務企画局信用制度参事官が「金融行政当局から見たフィンテック推進の課題」を講演しました。短い休憩を挟んで実施したパネルディスカッションでは、家森信善・副センター長 (兼経済経営研究所副所長) が司会を務めて、上記の3人の講師に中島浩之・滋賀銀行執行役員システム部長を加えた4人のパネリストの間で、地域金融機関がフィンテックをいかに活用すべきか、また、フィンテックの時代に金融機関職員はどのように自己研鑽していくべきかといった点で活発な意見交換が行われ、地域金融の将来について考える機会を参加者に提供できました。

シンポジウムには、研究者や学生はもちろん、非常に多くの金融機関関係者が参加してくださり、社会システムイノベーションセンターの実施している研究プロジェクトに対する地域の関心の高さがうかがわれました。

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(社会システムイノベーションセンター)