Kobe University

数理・データサイエンス 標準カリキュラムコースを開設しました

2018年04月16日

コンピュータやインターネット、センサーなどの急激な普及により、IoT、ビッグデータ、人工知能などのデータを巡る技術革新が進み、様々な学術研究、産業、金融、サービス、インフラなどにおけるデータ分析・活用が急速に進んでいます。この流れは、第4次産業革命と呼ばれ、社会のグローバル化や産業構造の変化が加速しています。

神戸大学は「学理と実際の調和」を理念とし、先端研究・文理融合研究で輝く卓越研究大学を目指すというビジョンの実現のために、教育研究の改革を行っています。世界的にデータ駆動型社会の到来が予想される中、世界で活躍するイノベーション人材の育成を目的とし、全学的な数理・データサイエンス教育とそれを支える企業・自治体との連携を基礎とした数理・データサイエンスの研究の推進のために、平成29年12月に 数理・データサイエンスセンター が設置されました。

この様な背景のもと、平成30年度4月に、神戸大学の国際人間科学部、経済学部、経営学部、理学部、工学部、農学部、海事科学部の7学部において、数理・データサイエンスの基礎を身につけることができる数理・データサイエンス標準カリキュラムコースを開設しました。

世界で活躍するための数理・データサイエンスリテラシーを身に着ける

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平成30年度入学の上記学部の学生は、各学部の学生便覧にある標準カリキュラムの表にある授業科目から、数理科目4単位以上、統計科目2単位以上、情報科目2単位以上、データサイエンス科目2単位以上、全体で14単位以上を取得する事により、数理・データサイエンス標準カリキュラムコース修了認定書を授与されます。

多数の学生が、積極的にコースへ参加し、数理・データサイエンスリテラシーを身に着けてくれることを期待します。

今後、標準カリキュラムに続く、さらに高度なデータ解析力・分析力、データに関わる課題発見・課題解決能力の育成を目指し、様々な企業・自治体と連携したオープンイノベーションワークショップや実践的PBL (Project Based Learning) による数理・データサイエンスアドバンストプログラムも全学的に導入していく予定です。

関連リンク

(数理・データサイエンスセンター)