Kobe University

外国人留学生のための「第12回グローバルジョブフェア」を開催しました

2018年04月20日

神戸大学外国人留学生のための「第12回グローバルジョブフェア」(国際教育総合センター主催) が4月11日、神戸大学百年記念館 (神大会館) で行われました。本ジョブフェアは、神戸大学の外国人留学生の採用を希望する企業による合同企業説明会です。

合同企業説明会開催にあたっては、神戸大学キャリアセンター・人間発達環境学研究科キャリアサポートセンターからの協力を得て、25社の企業と留学生就職支援関連の学外3機関、学内からの参加がありました。当日は110名の学生の参加がありました。参加者数は昨年に比べて4割ほど増え、外国人留学生の日本企業就職への高い関心が伺えました。

この「グローバルジョブフェア」は、留学生就職支援の一環として、昨年10月から8回にわたり行われてきた就職支援事前準備講座、「GLOBAL CAREER SEMINAR」とつながるプログラムとして、それを実際の就職活動に活かすための最終的な実践の場でもあります。

就職ミニセミナーの様子 (日本語・英語による)

今年の特徴は、来年3月修了予定の学生の参加に加え、将来日本で就職を希望し、日本での就職に関心のある学生たちへ参加を呼びかけ、多様な学生層が参加したことです。本センターとしては、このジョブフェアを留学生キャリア教育の一環として位置付け、はじめて日本の就活に触れる留学生のための「就活ミニセミナー」(日本語・英語による) の開催、また企業の理解をより深めるための「ブースツアー」などの新たな試みも加え、教育的効果を高めると同時に、潜在的に日本での就職を希望する留学生の裾を広げることも目的としています。参加した留学生からは「人事担当者と実際に会って話を聞いて、会社のことがちゃんと理解できました」、「興味のある会社を見つけました」、「数多くの会社と相談して、どんな人を求めているかがよく理解できた」などの感想が寄せられ、留学生が各企業への理解を深め、日本での就職の意欲を高めている姿が見受けられました。一方参加した企業からも「このフェアを通して沢山の留学生の方々と交流ができ大変貴重な機会となった」、「優秀な学生たちが多く、今後の採用につなげていきたい」、「多様な国の留学生の参加に驚いた」、「来年も是非参加したい」などの高い評価が述べられました。

ジョブフェアに先立ち、参加企業の担当者に向けた説明会も開催され、国際教育総合センターの朴鍾祐教授より、神戸大学外国人留学生就職支援の現状に関する説明がありました。本学の留学生の受け入れの現状、留学生就職支援プログラム、さらに本学留学生の就活の特徴などを紹介し、参加企業の就職担当者に本学の留学生及び就職支援の取り組みへの理解を深める機会をもちました。

企業ブース (六甲ホール内)

2020年卒業・修了生を対象とする新しいプログラムは、従来の時期よりも早め、5月より「留学生のためのGLOBAL CAREER SEMINAR 2018」をスタートさせることになりました。これによって留学生が入学の段階から、自らのキャリアを考える高い意識をもって、大学生活を送れるように支援していきたいと計画をしています。

今後も大学内での連携はもちろん、地域や行政等との連携を活かし、さらに多様化していく留学生のニーズを見据えながら、留学生のキャリア形成に対する教育的支援を積極的に行っていきたいと思います。

参加企業

イオンディライト㈱、出光興産㈱、エイムネクスト㈱、NEC㈱、オリックス㈱、京セラ㈱、三宝電機㈱、㈱島津製作所、ジヤトコ㈱、ソニー生命保険㈱、大成建設㈱、蝶理㈱、TIS㈱、㈱デンソーテン、㈱東芝、㈱酉島製作所、日工㈱、㈱長谷工コーポレーション、バンドー化学㈱、BASFジャパン㈱、福島工業㈱、不二製油㈱、㈱フジタ、㈱モリタホールディングス、ヤマハ㈱

【以上25社 (五十音順)】

その他参加団体

神戸新卒応援ハローワーク (兵庫労働局)、大学コンソーシアムひょうご神戸、神戸学術事業会、神戸大学キャリアセンター

関連リンク

(国際教育総合センター)