Kobe University

オフショアセーリング部がヨットレースの世界大会「EDHEC SAILING CUP」に出場しました

2018年05月11日

オフショアセーリング部が、フランスのグランゼコール (高等教育機関)「EDHEC Business School (エデック ビジネススクール)」の名前を大会名に掲げるヨットレースに出場しました。大会は4月20日から4月28日の日程で、ブルターニュのブレストにある、モーリンブランクハーバーで開催されました。同大会は、ヨーロッパ最大級の学生スポーツイベントであり、歴史のあるセーリング大会です。アジアからは初の参加となりました。

神戸大学チームは5名 (海事科学部男子2名、女子3名、うち世界大会優勝クルー2名) と、女子の多い編成での挑戦となりました。セーリング競技は3クラスある中、J80クラスに出場。6日間で11レースを消化し、参加31チーム中9位の成績でレースを終えました。レース前半は上位と僅差の総合5位で、さらに上位をうかがえる位置にいましたが、レース日程中盤から風速が上がってサバイバルレースとなり、女子が多く体格差のある日本人チームは苦戦を強いられ、トラブルもあって順位を落とすこととなりました。しかしながら、過酷なレースコンディションの中、無事日程を終え、手応えのある順位を残したことは、何よりの収獲となりました。

レース海域は水質、景観も綺麗で、その中を100艇のヨットが行き交う光景は日本では想像のできないものであり、感動的で「圧巻」の一言につきました。米国、ドイツ、スイスからも参戦があり、中でもスイスチームには、昨年の世界大会 (SYWOC) に参加していた選手もおり、再会を喜び合いました。

本大会参加の経緯は、昨年のSYWOC優勝を受け、本大会事務局から、招待メールが寄せられたことから始まります。メールでは、「毎年23カ国以上からワールドクラスの大学160チーム・3000人以上が参加する大会で、今年は50回記念大会であり、神戸大学のチームはいいチームで……」と、神戸大チームを高く評価いただき、その参加を要請するものでした。

オフショアセーリング部では参加の検討を始め、出場希望者の募集、レース艇種の国内での借用の可否、遠征費補填の寄付金の依頼など、練習も行いながら、なんとかエントリー締め切り間近に申し込みを完了することができました。寄付金の受け入れについては基金推進室の、エントリーに必要な英文の健康診断書作成には保健管理センターの協力を得て行いました。

本遠征は、学生にとって、学術を学ぶ留学とは異なるグローバル体験となったように思われます。スポーツイベントによる学生交流ができたことのみならず、学生の企画、運営でありながら、壮大な大会規模と巨額の事業資金総額を誇る大会を経験し、フランスにおけるEDHECの存在感と、そこに在学する学生の活力を知ることができました。

大会名
Course Croisière EDHEC (英語名:EDHEC Sailing Cup)

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(オフショアセーリング部・広報課)