Kobe University

第24回EARMA年次大会でURAがセッションを企画・発表しました

2018年05月14日

学術・産業イノベーション創造本部は、日欧の学術連携推進にむけたURA間のネットワーク強化を目指し、ベルギー・ブリュッセルにて2018年4月16日~18日に開催された第24回EARMA*年次大会においてセッション「Globalisation and Competitiveness as a Challenge for RMA’s: Views from Europe and Japan」を企画・発表しました。

*EARMA= European Association for Research Managers and Administrators

オープニングセッション

本セッションは、欧州機関 (アムステルダム大学、ポーランド科学アカデミー) および国内連携大学 (京都大学、大阪大学、早稲田大学) のURAと共同で企画・実施し、研究の国際化に向けた日本のURAの取り組み、本学ブリュッセルオフィスなど在欧の大学オフィスを活用した日欧共同研究支援の現場を紹介しました。約50名のセッション参加者を交えて、国際化の様々な課題について議論しましたが、多くの参加者にとって国際化は身近に存在する課題であり、今後も日本のURAと密に情報・知識交換を進めながら協働していきたいという意見が寄せられました。

日欧連携セッション:パネルディスカッション

本大会では、欧州のHorizon 2020の次のステージ「FP9」に焦点が当てられた講演・報告が数多く見られました。現在進められている枠組みづくりにおいては、次の3本柱を政策の軸にするという方針が公開されました。

  • Open Science (科学研究の成果公開・共有資源化)
  • Global Challenges (健康、セキュリティ、気候変動、デジタル産業、食料・資源)
  • Open Innovation (産官学間での知識・技術の循環)

欧州全体の学術政策がターニングポイントを迎えつつある中、日欧共通の課題解決に向けたURA間の今後の協働が注目されます。

EARMA年次大会は、欧州のリサーチマネージャー・アドミニストレーター (日本でのURA) 約750名が集い、欧州の研究動向に関する最新の情報交換を行う機会です。

(学術・産業イノベーション創造本部、研究推進課)