Kobe University

2018年度 神戸大学留学生同窓会in大阪を開催しました

2018年07月19日

7月5日に「2018年度 神戸大学国内留学生同窓会 in 大阪」を、大阪梅田にある神戸大学 大阪凌霜クラブにて開催しました。神戸大学国内留学生同窓会 (KAN-J:Kobe University International Student Alumni Net in Japan) は、海外にも広がる卒業留学生の14ある同窓会の一つとして、東京・大阪・神戸で毎年開催しています。今年で10回目を迎える大阪同窓会には、大雨の悪天候の中、卒業留学生、日本人卒業生、大学関係者が一同に会しました。

本会は、第一部の情報交換会と第二部の講演会という二部構成で行われました。第一部の情報交換会は、趙永健 (自然科学研究科 1988年修了) 国内留学生同窓会会長の開会のあいさつと乾杯の発声で始まり、その後、参加者の自己紹介・近況報告が行われました。第二部では、本学を卒業した後に日本国内で就職し活躍している卒業生2名からの話題提供がありました。

まず、中国出身で現在は株式会社クボタに勤務している劉平氏 (国際文化学研究科 2013年修了) から、「 Youは何しに日本へ??」のタイトルで、ご自身の留学生時代から社会人生活にまたがる日本での10年間を語る内容の講演がありました。学生時代をり返りながら、現在の仕事への想いやまた今後のキャリアプランまで多岐にわたる話題で、会場からも質問や意見が寄せられました。

次に、中国の弁護士と日本の弁理士の資格をもち、勤務先のオムロン株式会社では知的財産センターで活躍している中国出身の李麗莎氏 (法学研究科博士後期課程2005年修了) の講演がありました。「私の履歴書」のタイトルで自身の多彩なキャリアを紹介しつつ、日本社会や企業の文化について、日本で働く女性、また二児の母として生活に密着した豊富な話題を提供し、他の参加者と活発な意見交換を行いました。同席した内田一徳理事からは、「神戸大学の現役の学生たちにもぜひ聞かせたい内容だ」とコメントがありました。

昨年に引き続いて就職活動中の在学生の参加もあり、先輩から就職活動の具体的なアドバイスを受けることで、OBOGとのよい交流の時となりました。本学では、このような卒業生による講演会を今後も積極的に行っていく予定であり、卒業生と在学生たちの交流の場として活用できることを期待しています。

国際教育総合センター朴鍾祐教授からは、神戸大学海外ネットワーク事業の活動紹介や「留学生ホームカミングデイ」の案内、さらに在学留学生の就職支援セミナーのOB・OGへの協力の呼びかけもありました。最後に、同センター河合留学生教育部門長による閉会の挨拶で留学生同窓会を終了しました。

今後も日本国内へ就職を希望している在学留学生へのキャリア教育への積極的支援を行いながら、海外同窓会や学友会との連携を図り、国内留学生同窓会のさらなる発展につとめます。

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(国際教育総合センター)