Kobe University

欧州経済社会評議会共催セミナー「技術変革とその労働市場における影響」を開催しました

2018年11月20日

11月15日、神戸大学瀧川記念学術交流会館にて、欧州経済社会評議会共催セミナー「技術変革とその労働市場における影響」を開催しました。

初めに、司会をつとめる吉井昌彦副学長・経済学研究科教授から、神戸大学と欧州経済社会評議会との現在までの交流についての紹介があり、過去に行われた神戸大学ブリュッセルオフィスシンポジウムやEUインシティチュート関西共催セミナー、また学生インターンシップの派遣等を説明しました。

その後、神戸大学の研究者・欧州経済社会評議会の諮問委員から、日欧のAI技術の発展と労働市場における影響についての現状と課題が報告されました。本学からは、羅志偉システム情報学研究科教授と勇上和史経済学研究科准教授が登壇し、高齢化社会に対応するロボット技術発展や日欧の労働市場における技術変革の影響について報告しました。

質疑応答や聴衆との議論の場では、教育システムへのAI技術発展の影響や、アメリカと比較したAI企業の欧州における発展状況などについて、質問や意見が熱心に交わされ、参加した本学の学生・研究者達の、AI技術の社会や経済に与える影響への関心の高さが覗えました。

欧州経済社会評議会共催セミナー

セミナー終了後、欧州経済社会評議会から参加された方々は、ポートアイランドにある先端融合研究環統合拠点を訪問しました。横川三津夫統合拠点長から研究フラッグシッププロジェクトの紹介を受けながら、π-CAVE (パイ・ケイブ : 大規模化・複雑化するシミュレーションデータを、直感的かつ効率的に分析するための三次元立体可視化装置。没入型のバーチャルリアリティ装置としては国内最大級の規模) を体験するなど、見学を行いました。

神戸大学は平成22年9月、ベルギーの首都ブリュッセルに神戸大学ブリュッセルオフィスを開設し、日欧間の教育研究協力活動の展開を図ってきました。欧州経済社会評議会の協力を得て、今後も欧州における国際交流活動を強化していきます。

先端融合研究環統合拠点訪問

関連リンク

(国際部国際企画課)