Kobe University

第24回神戸大学国際学生交流シンポジウムを開催しました

2018年12月19日

国際教育総合センターは、12月15日、16日の両日、大阪市此花区にあるホテル・ロッジ舞洲にて、第24回神戸大学国際学生交流シンポジウム (Kobe University International Students’ Symposium) を開催しました。神戸大学国際学生交流シンポジウムは、「KISS」の名称で親しまれている1泊2日、合宿形式のバイリンガル (英語/日本語) シンポジウムです。今年は、アジア (中国、台湾、韓国、ベトナム、マレーシア、インドネシア、カンボジア)、ヨーロッパ (フィンランド、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、ブルガリア)、アメリカ (アメリカ合衆国、グアテマラ、ブラジル)、アフリカ (マラウィ、モロッコ)、オーストラリアと五大陸の20の国や地域から、留学生・一般学生を合わせて48名の学生が参加しました。

KISSの理念は、神戸大学のキャンパスに集う学生が、日本語・英語のバイリンガルで自由・活発に討議し、意見交換することを通して、異文化理解・相互理解を深めることにあります。

KISSの企画・準備・実施は、全て学生の実行委員によって行われます。KISS 24のテーマは、“雪の華 Snow Crystal”。同じように見えても、一つとして同じものがない雪の結晶をメタファーとして、魅力的な個性を持つ個人が、社会という大きな枠組みの中で、個々の"かたち"を尊重しつつ、いかにして共に社会を構築していくのか、様々な角度から、日・英両言語で活発な議論を重ねました。学生達は、1泊2日、学外の施設で寝食を共にし、バイリンガルでのディスカッション、プレゼンテーションなどでの交流を通して相互に親睦を深め、冬の晴天に恵まれた舞洲の爽やかな空の下、笑顔の集合写真でシンポジウムを締めくくりました。

なお、KISSの企画・準備・実施、シンポジウム終了後の振り返り、及び報告書作成等の一連の学びの過程を正規の教育に位置付けるという意図により、平成25年度より、全学共通授業科目の「グローバルリーダーシップ育成基礎演習」として開講しています。今年度は、一般学生6名、留学生9名の計14名の学生が、「グローバルリーダーシップ育成基礎演習」の受講生として、KISS 24の企画、実施を担いました。実行委員長のSCHIEFER Laura Fionaさん (国際人間科学部)、副委員長の上田裕菜さん (国際人間科学部) のリーダーシップの下、受講生達がKISS24を成功裏に運営しました。

また1日目には、KISSの“生みの親”である瀬口郁子神戸大学名誉教授 (元留学生センター教授) 及び第1回目のKISSにて実行委員長を務めた木島英登氏が激励に駆けつけてくれました。国際教育総合センターでは、留学生に対する日本語教育に加え、KISS等の教育活動を通して、キャンパスの国際化 (Internationalization at Home) を推進するべく様々な取り組みを続けています。今後もキャンパスの国際化促進に資する教育活動に従事して行きたいと思います。

(国際教育総合センター)