Kobe University

「第4回海事科学国際シンポジウム」を開催しました

2019年02月21日

平成31年2月6~8日、海事科学研究科において「第4回海事科学国際シンポジウム」を開催しました。

本シンポジウムでは、様々な角度から海事研究に力を注いでいる研究者を世界各国から招へいし、最先端の研究成果を紹介するとともに、世界における海事研究の意義及び役割について、広域的で長期的な展望を持って議論を行いました。

1日目は、招へい研究者、シンポジウム関係者及び本学教職員・学生等が参加し、交流会を開催しました。交流会では、招へい者の来学を歓迎するとともに、各参加者の専門分野や研究内容について相互に情報交換を行い、これまでの協力関係をより一層強化することに加え、さらに、新たな分野での協力を促進する機会となりました。

2日目は、講演会、ポスターセッションを行いました。

講演会では、クロアチア、オーストラリア、タイの研究者及び本研究科教員から、最先端の研究成果が紹介されました。講演テーマは、船舶エンジンと推進システムの関連性、汚染物質の海洋環境への影響、タイにおける航空市場の進化及び物流競争の現状、ロボットによる生活環境の向上等、多岐にわたるものであり、会場に集まった約50名の聴衆は熱心に耳を傾けていました。また、各講演の最後に質疑応答が行われ、聴衆から寄せられた質問に対して活発な意見交換が行われました。

ポスターセッションでは、講演者とともに招へいした若手研究者及び本学部・研究科の学生が、それぞれの研究内容・成果について発表しました。本セッションには、講演会への参加者に加え、学生の指導教員及び日々共に勉学に励む友人等が参加し、発表学生にとっては、研究を進める上での有益なアドバイスを得るとともに、海外の研究者及び学生等との交流を促進する機会となりました。

講演の様子
質疑応答
ポスターセッション会場
説明する若手研究者

さらに、講演会とポスターセッションの合間に深江キャンパスツアーを実施し、招へい者は船舶運航シミュレータと海事博物館を見学し、本学部・研究科の教員及び学生が普段使用する最新の設備や海事に関する貴重な収蔵資料に関心を寄せていました。

3日目は、六甲台キャンパスツアーを行い、本学国際部職員の案内のもと、キャンパス内の国登録有形文化財に指定されている建物から最先端の研究施設に至るまで、広大なキャンパスを見学しました。

今後、今回招へいした研究者が所属する大学等と海事科学研究科との間において、学生間及び研究者間の交流が活発に行われ、教育、研究両面でより強固な協力関係が構築されることが期待されます。

キャンパス見学 (六甲台キャンパス)
記念撮影 (百年記念館)
集合写真

(海事科学研究科)