Kobe University

「社会システムイノベーションセンター設立3周年記念講演会」シリーズ第2回を開催しました

2019年05月31日

2019年5月28日、六甲台第1キャンパス 第5学舎1階大会議室にて社会システムイノベーションセンター設立3周年記念講演会シリーズとしてミネソタ大学のポール・グレウィ教授を招いて実施しました。“Improving Education Outcomes in Developing Countries: Evidence, Knowledge Gaps, and Policy Implications (発展途上国の学校における教育成果の改善)” と題した講演では、最初に教育分野における政策介入を、需要面での介入、インプットに関する介入、教授法の改善、ガバナンスの改善の4つに大きく分けて整理をしました。その上で、近年の実証研究を系統立ててレビューした結果を詳しく解説し、今後の研究課題を明らかにしました。講演後は、参加者との活発な質疑が行われ、ご自身の研究やフィールド調査の経験などを踏まえて、それぞれの政策介入が有効に機能する条件、補完的介入の必要性、そして教育システムのガバナンスや政治面での制約など、幅広いテーマで活発かつ刺激的な議論が行われました。

発展途上国の学校における教育成果の改善について講演するGlewwe教授

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(社会システムイノベーションセンター)