Kobe University

「日中大学フェア&フォーラム in CHINA 2019」に神戸大学が参加しました

2019年06月07日

令和元年5月24日から27日までの日程で、武田廣学長が中国・成都を訪問しました。この訪問には、胡云芳国際連携推進機構アジア総合学術センター中国事務所長、桑原達也国際部長が同行しました。この度の中国出張は、独立行政法人科学技術振興機構 (JST) 主催の、「日中大学フェア&フォーラム in CHINA 2019」に参加したものです。

学長らによる集合写真
有馬科学技術振興機構中国総合研究・
さくらサイエンスセンター長と武田学長
(レセプションにおいて)

初日の25日は、「開会式」及び「講演会」が行われ、引き続き「日中学長円卓会議」「日中交流会」に参加しました。これは、大学交流、留学促進、産学連携等日中共通の課題について発表・議論することを目的に実施されたものです。開会式では、張建国中国国際人材交流協会副主席兼秘書長、甲田章科学技術振興機構理事、有馬朗人同中国総合研究・さくらサイエンスセンター長より主催者側挨拶があり、続く来賓挨拶の後に講演会が行われました。開催地である四川省の科学技術概況紹介、日中交流活動紹介、日中の産業人材育成についての基調講演等が行われました。

日中学長円卓会議では、6つの分科会に分かれ、武田学長は「大学における教員評価及び育成について」を議論する分科会に出席しました。ここでは、李玉民蘭州大学副学長を座長に日中の9大学 (千葉大学、神戸大学、長崎大学、滋賀県立大学、横浜国立大学、香港中文大学(深圳)、蘭州大学、西南財形大学、西華大学) から教育研究活動等の活性化を促進するための教員評価制度や人事給与マネジメント改革などの大学の取組について発表があり、続いて活発な意見交換がなされました。

個別会談中の武田学長と胡中国事務所長

翌26日には「日中大学学長等個別会談」に参加しました。これは、日中の大学等のトップ同士の面談および意見交換の場を提供する目的で実施され、日本からは41の大学・高等専門学校等、中国からも40を超える大学等教育機関など多数参加がありました。神戸大学は、予めセッティングされていた6大学 (西交リバプール大学、香港中文大学 (深圳)、大連理工大学、電子科技大学、西南大学、吉林師範大学) ほか、江西省科学院、重慶理工大学等の多くの大学との個別面談に臨み、各大学とも教員交流、学生交流、共同研究の進展、また、これまで交流実績の無い大学においては、今後の交流の可能性について話し合いが行われました。

産学連携やイノベーション創出及びそのための人材育成に対する高い関心を実感することができ、今後の中国の大学との関係構築において大変有意義な訪問となりました。

(国際部国際企画課)