Kobe University

先端膜工学研究センター開所式及び第1回成果発表会を開催しました

2019年07月22日

7月10日に、神大会館六甲ホールにて「先端膜工学研究センター」の開所式と、第1回成果発表会を行いました。

神戸大学ではこのたび、膜工学に特化した研究と教育を行う「先端膜工学センター (大学院工学研究科 : 2007年4月設置)」について、2019年4月より機能強化を行い、全学組織の「先端膜工学研究センター」として新たに設置をいたしました。

この事を記念して同センターの開所式が行われ、大勢の大学関係者、企業関係者らが出席し、開所を祝いました。

式には、特別講師として講演を行った、生田知子文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課地域支援室長や、宮本郁也旭化成(株)理事・高性能マテリアルズ技術開発センター長、宮田隆志関西大学化学生命工学部教授らが出席しました。

祝辞を述べる武田学長

開所式では、武田学長が「国連がまとめた2030年度までに、世界が取り組むべきSDGs (持続可能な開発目標) 達成のために欠かせないのが膜技術。今後研究と人材育成の両面で国際連携を強化し、先端膜工学研究センターがさらなる発展を遂げることを期待しています。」と祝辞を述べました。

左上) 生田文科省地域支援室長
右上) 宮本旭化成 (株) 理事
左下) 宮田関西大学教授
右下) 松山先端膜工学研究センター長

生田知子文部科学省科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課地域支援室長から、科学技術の現状とそれを踏まえた政府の対応について「我が国の科学技術政策の現状と今後の展望」と題した講演があり、終わりに「膜技術の更なる発展を祈念します。」と祝辞が述べられました。

続いて、宮本郁也旭化成(株)理事 高性能マテリアルズ技術開発センター長及び宮田隆志関西大学化学生命工学部教授から膜科学技術に関する特別講演がありました。

最後に松山秀人先端膜工学研究センター長が、センターの概要と今後の展望について講演を行い、参加者らへの謝辞を述べました。

開所式第2部として、同センターの第1回成果発表会を開催しました。

センターに設置された7部門 (水処理膜研究部門、ガス分離・ガスバリア膜研究部門、塗布膜研究部門、有機薄膜研究部門、膜バイオプロセス研究部門、膜材料合成化学研究部門、膜技術社会実装部門) の各部門長が、それぞれの研究内容等について紹介を行いました。

この開所式と成果発表会には、学内外から約220名の参加があり盛会となりました。

(工学研究科)