Kobe University

専門書オーディオブック作成の連携協力体制を発表しました

2019年12月11日

兵庫県点字図書館と関西学院大学と連携し、専門書のオーディオブック作成を加速させていきます。

兵庫県点字図書館では、視覚障害者等の多様な学習ニーズに応えるため、法律や経済分野などの専門書のオーディオブックの充実を進めています。(オーディオブックとは、墨字の図書をテキストデータ化し、音声認識システム等で読み上げることができるようにしたものです。)

12月6日に開催された「第7回兵庫県視覚障害者福祉まつり」の式典において、視覚障害者等の多様な学習ニーズに応えるため、兵庫県点字図書館と関西学院大学と連携し、専門書オーディオブック作成について連携協力体制をとることを発表しました。

左から関西学院大学 川村典子総合支援センター課長、神戸大学 長谷川浩樹学生支援課長、兵庫県 羽原好一障害福祉局長、兵庫県視覚障害者福祉協会 田中環会長 (県点字図書館長)

同式典において県点字図書館より、オーディオブックを聞くための聴読室が完成したことと、専門書のオーディオブック化充実を進めるために、作成に必要とされる専門知識と膨大な校正作業に関して、県・点字図書館と大学が連携協力することが発表されました。出席した兵庫県健康福祉部 羽原 好一障害福祉局長、神戸大学 長谷川浩樹学生支援課長、関西学院大学 川村 典子総合支援センター課長から、このたびの取組について期待と抱負が述べられました。

本学では、学生らがオーディオブック作成について、校正等の作業に携わることで知識や経験、障害への理解が大きく深まるとして、協力して取り組んでいく予定です。また、視覚障害のある学生等が求める専門書オーディオブックのニーズを知ることができ、学びの広がりに繋がることを期待します。

12月19日には、鶴甲第1キャンパスにおいて、学生らを対象としたオーディオブック化について学ぶ研修会の開催を予定しており、今後も取組への理解と協力を求めていきます。

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(学務部学生支援課)