Kobe University

神戸大学 With COVID-19シンポジウム「新型コロナと共存する社会を考える」を開催しました

2020年07月15日

7月2日、神戸大学 With COVID-19シンポジウム「新型コロナと共存する社会を考える」をZoomによるオンラインで開催しました。本シンポジウムは3つの講演と、パネルディスカッションで構成、当日は、260名 (最大同時接続数。事前登録数343名) にご参加いただきました。

武田廣学長

開会の挨拶では武田廣学長より、新型コロナウイルス感染症に罹患された方々へのお見舞いの言葉、ならびに医療従事者の方々への感謝の言葉がありました。また、本学が社会の一員として共に歩み、社会に貢献することを目的として、本シンポジウムを開催することが述べられました。

講演では始めに、杉村和朗理事 (病院・学生・危機管理担当) より、新型コロナウイルス感染症の流行状況、症状、診断法、治療法、抗体調査等の紹介がありました。次に、経営学研究科の服部泰宏准教授より、新型コロナウイルス感染症による企業レベル、個人レベルの影響について、企業や個人へのアンケート調査に基づく分析結果の紹介がありました。最後に、小川真人理事 (研究・環境・情報管理担当) より、新型コロナウイルスと共存する社会の構築に向けた、本学が取り組む約50の研究テーマについての紹介がありました。

杉村和朗理事
経営学研究科 服部泰宏准教授
小川真人理事
齋藤政彦副学長

パネルディスカッションでは、齋藤政彦副学長 (数理データサイエンス・研究推進担当) をモデレータとして、医学、経済、技術、文化、行政など多角的視点から新型コロナと共存する社会について議論がなされました。神戸市企画調整局の谷口真澄局長より、神戸市withコロナ対応戦略における神戸市の現状、まちづくりの将来像、最重点目標や基本的な考え方についてご紹介いただきました。また、人文学研究科の奥村弘研究科長より、日本で感染が拡大しない状況に関して、日本の歴史的、文化的背景に起因するとの紹介がありました。パネリストからは、人との繋がりにおけるオンラインとオフラインの融合の必要性などが話題として挙がりました。

神戸市企画調整局 谷口真澄局長
人文学研究科 奥村弘研究科長
(司会) 学術研究推進機構 安野恵理
水谷文俊理事

最後に、水谷文俊理事 (総括・総務・企画担当) より閉会の挨拶があり、本シンポジウム参加への感謝の意、ならびに本学の多角的な視点による英知を今後とも結集させて、次の時代を切り拓くことに貢献したいとの抱負が述べられ、シンポジウムは盛況のうちに幕を下ろしました。

パネルディスカッションの様子

関連リンク

(学術研究推進室・研究推進課)