Kobe University

工学部グローバルチャレンジに参加している学部2年生が「SDGsに基づいた理想的な“まちづくり”」の調査講演会を実施しました

2020年12月01日

11月19日、工学部グローバルチャレンジに参加している学部2年生による「SDGsに基づいた理想的な“まちづくり”」の調査講演会をオンラインにて実施しました。

学部2年生の講演者11名に加え、工学部GCPに参加中の1年生3名、工学部市民工学科の3年生1名も参加し、教職員も加えて合計22名の参加となりました。学生らが3つのグループに分かれ、それぞれ約20分間英語で発表を行いました。

今回は、フランスからOECD (経済協力開発機構) のITF (International Transport Forum:国際交通フォーラム) 政策分析官・伊藤明日香さんを招いて、専門家の立場から各発表に対してコメントを頂き、質疑応答を英語で行いました。

フランス現地から参加された伊藤さんは、学生らに「どうして神戸はそれができたと思う?」「コロナウイルスの感染拡大が私たちの社会や行動をどう変えた?」「どうして日本ではリモートワークが定着しない?」など質問を促すとともに、発表内容に対して感想を伝ました。

伊藤さんは、神戸市灘区のご出身で学生時代はメキシコ留学を経験。卒業後はアルゼンチン大使館や日産自動車等で仕事をし、現在はOECD ITFに勤めて3年になるそうです。 工学部では、第4クォーターにおいても工学部市民工学科の授業を担当して頂く予定で、今後も積極的に交流させて頂きたいと考えています。

学生の講演後、伊藤さんにITFの活動内容や取り扱っている諸問題について、資料を用いてわかりやすく英語で紹介して頂きました。ITFは日本を含む62ヶ国が加盟している国際機関で、メインのカウンターパートである各国の中央政府の国交省のみならず、他省庁、州政府や地方自治体、市などを対象に政策分析や連携を行なっています。また国連や、その他の国際開発金融機関とも密に連携を取っており、学生らにとっては、調査・発表内容と関連していることや、国際組織で活躍されている様子がよくわかり、良い刺激になったようです。

(工学研究科)