Kobe University

第17回国立大学法人等監事協議会総会を開催しました

2020年12月21日

12月4日、神戸大学において「第17回国立大学法人等監事協議会総会」をオンライン開催しました。参加された大学・機構は89校、オンライン開催ということで参加のしやすさもあり、昨年度を上回る監事153名の参加をいただきました。

監事協議会は、国立大学法人及び大学共同利用機関法人における監事の監査機能の充実を図り、業務運営の適正化に資することを目的としています。神戸大学外村監事が議長を務め開催された総会は、監事協議会の最高の意思決定機関であり、来年度の研究会実施要項や行事予定の報告の後、決算報告や、来年度の予算 (案) 等を審議しました。毎年総会において、招待講演と、勉強会では、2つのテーマで講演があります。今年度は招待講演として、文部科学省高等教育局国立大学法人支援課の北岡課長補佐より『国立大学法人等を巡る最近の動向について』の題でご講演をいただきました。文部科学省の中枢で尽力いただいている方に、最新動向を直接聞ける機会を持ることができ、有意義な時間となりました。

勉強会では、広島大学 野上監事により「揺れ動く国立大学法人-ある監事の戸惑い-」の題でご講演をいただきました。神戸大学長、大学評価・学位授与機構長、監事の経験やご自身の体験に基づくわかりやすいご講演をいただき新任の監事の方々にもたいへん参考になる内容でした。

さらに、科学技術振興機構 (JST) 白木澤理事より「科学技術振興機構 (JST) における産学連携の取り組み」と題し、産学連携の新しい取り組みや、世間でも話題の大学発ベンチャーへの支援等についてご講演いただきました。白木澤理事は講演の中で、「支援した企業が上場し、JSTに株式の売却益が出ることは嬉しいことです。それよりも、JSTが応援した研究開発の成果がきちんと起業されて、社会に還元される形になっていることが一番の喜びであります」と参加者らに語りました。

(監査室)