Kobe University

医学部附属病院と附属病院国際がん医療・研究センターが「ジャパンインターナショナルホスピタルズ (JIH)」の認証を取得しました

2021年01月29日

神戸大学医学部附属病院と神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センターは、Medical Excellence JAPANにより、国際医療に関し所定の基準を満たす「ジャパンインターナショナルホスピタルズ (JIH)」推奨病院として2021年1月19日に認証されました。大学病院として二つの施設が連携して国際医療を進める取り組みとして初めて認証を受けたものです。

JIH認証制度は、日本政府による医療の国際展開を「日本再興戦略」の柱の一つとして、日本の医療機関に海外から渡航受診者を受け入れるインバウンドを推進しているものです。現在全国で52の病院が推奨病院として認証されています。神戸大学医学部附属病院は兵庫県内では2番目・3番目、国立大学附属病院としては、全国で8番目の推奨病院として認証されました。

神戸大学医学部附属病院は、ポートアイランドに国際がん医療・研究センター (ICCRC) を有し、神戸の国際医療の拠点として位置付けております。神戸市と連携し、神戸医療産業都市病院群とリンクした他に類を見ない国際医療展開を行っており、今回、附属病院本院とともにICCRCもJIHを取得したことにより、より高度な国際医療の展開とより効率的な情報発信が可能となります。

現在は長引くコロナ禍で通常のインバウンド医療はほぼ不可能な状態ですが、オンライン技術を用いたセカンドオピニオンなどの需要は保たれています。両院は、これからも状況に応じた安全な国際医療の推進を行ってまいります。また、コロナ禍が終了した後の国際医療の展開を見据えておくことも重要です。神戸医療産業都市は新たな手術支援ロボットの開発などのイノベーションも実現しており、ポストコロナの国産高度医療の国際展開の礎となることが期待されます。

(医学部総務課)