Kobe University

北京外国語大学北京日本学研究センターと「第6回神戸大学・北京外国語大学国際共同研究拠点シンポジウム」を開催しました

2021年12月24日

11月27日、神戸大学は北京外国語大学北京日本学研究センターと「第6回神戸大学・北京外国語大学国際共同研究拠点シンポジウム」を開催しました。今年は神戸と北京それぞれの会場で対面実施し、オンラインで繋ぐハイブリッド形式での開催となりました。

本学と北京外国語大学は、2008年に大学間学術交流協定を締結して以来、継続して学術・教育の交流を深めてまいりました。本シンポジウムは、国際共同研究を推進するため、また、優れた若手研究者の発掘及び育成に取り組むための共同研究、シンポジウム、ワークショップなどを開催することを目的として設置された神戸大学・北京外国語大学国際共同研究拠点の活動の一環として、2015年度から開催しています。

今回のシンポジウムは、「境界と移動」をテーマとして開催されました。コロナ禍となって2年近くが経過し、国境や県境の物理的障壁が取り除かれたオンラインでの集いが当たり前の日常になりつつある中、境界とはいかなるものか、境界を越えて移動することにいかなる意味があるのかについて学際的・国際的に考える機会となりました。

午前は大学院生による院生ワークショップが行われ、両大学から合計13名の学生が発表と質疑応答を行いました。午後はシンポジウムが開催され、中村保国際連携推進機構長/理事・副学長による開会の挨拶によって始まりました。その後、吉井昌彦経済学研究科教授が「中東欧・バルカン諸国における人の移動」について基調講演を行いました。続いて、宋金文北京外国語大学北京日本学研究センター教授/常務副センター長を始め、日中両国の研究者5名が幅広い人文学・社会科学の視点から発表と質疑応答を行いました。そして、宋金文北京日本学研究センター常務副センター長及び黄磷国際連携推進機構アジア総合学術センター長からの閉会の辞により終了しました。

コロナ禍において、学生、教員ともに久々の会場での発表となり、研究交流を深める有意義な時間となりました。本シンポジウムの開催を通して、両大学の協力関係がさらに発展することが期待されます。

(国際部国際企画課)