国際教育総合センターによる海外留学フェアは、昨年度に引き続きコロナ禍のもと、オンラインでの開催となりました。春と秋の海外留学説明会と、奨学金についての説明会を実施しました。

春の「海外留学説明会」(4月21日) は主として新入生を対象に実施しているもので、海外留学の準備のため、制度、時期、期間などについての一般的な情報を伝える一方、交換留学をはじめとする学内プログラムを紹介しています。1年生の登録者は125名で、全体では276名でした。秋の「海外留学説明会」(10月20日) には、1年生は107名で、全体では168名でした。説明を受けた学生が実際に留学するのは1年以上先であることが多いのでその意味では、今年度の海外留学説明会はポストコロナの留学の計画に役立つものと期待しています。

上記の説明会以外に、主に交換留学の選考で選ばれた学生を対象に「海外留学のための奨学金説明会」(12月15日) を実施しました。奨学金の需要の大きさのためか、167名の登録がありました。

本来ならば、海外留学体験者によるブース設置や帰国報告会の実施等、フェアの回数や種類も豊富にするべきところですが、コロナ禍の影響により、必要最小限のフェアを実施することになりました。とはいえ、延べ600名あまりのフェア参加者がいるので、留学のために当センターのフェアを活用することになればと思います。新型コロナウイルスの感染拡大で海外留学の中止が相次ぎ、2年間の空白ができてしまったことは残念ですが、交換留学が元通り活発になるとともに、学生それぞれの目的に沿った具体的な留学計画づくりを手助けできるようになる日々が来ることを願っています。

なお、国際教育総合センターは2022年4月からグローバル教育センターに変わります。場所は引き続き百年記念館になります。2022年度第一回の海外留学フェア「海外留学説明会」は、4月28日にオンラインで開催予定ですので、多数の参加をお待ちしております。