Kobe University

外務省の対日理解促進交流プログラム「MIRAI」に参加しました

2022年03月11日

神戸大学の学生は、1月18日と2月18日の2回にわたり、外務省の対日理解促進交流プログラム「MIRAI (Mutual-understanding, Intellectual Relations and Academic Exchange Initiative)」にオンラインで参加しました。このプログラムは、同省が次代を担う欧州の若い世代をいくつかのグループに分けて招へいし、日本の同世代との知的交流の場を設けることで、欧州における日本の現状と政策に関する理解を促進することなどを目的としています。

神戸大学では、「経済・ビジネス・グリーン」をテーマとするグループとの交流が行われました。欧州 (アイスランド、アンドラ、イタリア、英国、オランダ、キプロス、ギリシャ、スペイン、スロベニア、デンマーク、ドイツ、フランス、ベルギー、ポルトガル、マルタ、モルドバ、ルクセンブルクの17か国) からは、大学院学生12名と学部学生12名の合計24名が参加し、神戸大学からは、国際人間科学部・法学部・経済学部を横断して複数の外国人教員が輪番により英語で学際的な授業を行う「日欧比較セミナー」を履修して、欧州の政治・経済・社会について学んだ3年生2名と2年生15名および来年度に履修を予定している同3学部の1年生9名の合計26名が参加しました。

1月18日のプレプログラムにおいて、国際教育総合センターの橋田 力准教授のファシリテーションにより、日欧学生50名が7つのチームに分かれて経済・ビジネスの観点から日欧の好事例や課題などについて英語で意見交換を行い、プレプログラム終了後もフェイスブックなどのSNSを活用しながらプレゼンテーションの準備を進めました。2月18日の本プログラムにおいて、7つのチームは、食品ロス削減、リサイクル、再生可能エネルギーや核融合などの新エネルギー技術といった課題についてプレゼンテーションを行い、日欧の先進的な取組を踏まえた今後の展望やグリーン社会の実現に向けた日欧協力の可能性などについて相互に学びを深めました。

今回、コロナ禍による外国人の入国制限によってオンラインでの実施を余儀なくされましたが、神戸大学の学生は、さまざまなツールを駆使して欧州の学生と積極的に協働を進め、オンラインでの学生交流を実現させ、日欧関係のさらなる発展につなげました。今後もオンライン・プログラムを通じた多様な学びの場を提供していきたいと思います。

(国際教育総合センター)