3月16日、欧州連合の研究開発支援の枠組みであるHorizon Europe に関して、駐日欧州連合代表部・NCP Japan の政策担当者が神戸大学に来校し、本学の研究者との懇談会を実施しました。このイベントは、2021年に開始したHORIZON Europeを通じた国際共同研究の促進を目的として開催したものです。
懇談会は、河端俊典理事(研究・社会共創・イノベーション担当)及び、ゲディミナス・ラマナウスカス駐日欧州連合代表部一等参事官・科学・イノベーション・ デジタル・その他 EU 政策部長の開会挨拶で始まり、トム・クチンスキー駐日欧州連合代表部科学・イノベーション・ デジタル・その他 EU政策部科学技術アドバイザーと、山田尚道 (財) 日欧産業協力センターHorizon Europeナショナルコンタクトポイントから、HORIZON Europeの概要と日本の研究者が参加するメリットについての説明が行われました。その後、神戸大学で欧州の研究者と共同研究を実施している研究者と、HORIZON Europeの制度や日欧の国際共同研究に関する活発な意見交換が行われました。
懇談会終了後、来校者一団は、河端俊典理事 (研究・社会共創・イノベーション担当)、中村保理事 (大学改革・デジタル化・評価 担当) を表敬訪問しました。懇談には、喜多隆副学長 (研究・社会共創・イノベーション担当)、松山秀人学長補佐 (グローバル担当)、吉田健一国際連携推進機構EU総合学術センター長が同席し、神戸大学の概要及び欧州との国際交流活動の紹介を行いました。
その後、来校者一団は、欧州の研究機関と共同研究を活発に実施している 先端膜工学研究センター、先端融合研究環極みプロジェクト を訪問しました。各訪問先では代表者により、研究プロジェクトの概要、実験装置の説明があり、神戸大学の最先端の研究を紹介する機会となりました。
(右) 先端融合研究環極みプロジェクト (的場修システム情報学研究科教授・森田光洋理学研究科准教授によるラボツアー)
本学は、今回のようなイベント開催を通じて引きつづき日欧の共同研究を推進して参ります。