日時
平成23年1月28日 (金) 14:00~15:34
場所
神戸大学大学院国際協力研究科 大会議室
出席者
福田議長 (学長) 、武田委員、竹園委員、横野委員、中村委員、石田委員、正司委員、坂口委員、天野委員、高﨑委員、永野委員、平野委員
(オブザーバー) 石村監事、鈴木監事、安藤学長補佐、杉村病院長
欠席者
田中委員、井戸委員、大橋委員、小林委員、佐藤委員、水越委員、矢田委員
議事要録について
第33回経営協議会の議事要録について確認が行われ、神戸大学のホームページに公表する旨説明があった。
審議事項
[委員からの主な意見等 (○: 意見・質問、→: 回答)]
  1. 国立大学法人神戸大学の中期目標を達成するための計画 (中期計画) の変更について

    医学部医学科の入学定員増に伴い、中期計画を変更することについて説明を行い、審議の結果、原案のとおり承認した。

  2. 平成23年度重点事項について

    第2期中期目標期間においては、学長のリーダーシップの下、取り組んだ事例を実績報告書に記載することが求められていることから、 全学の方針として重点事項を作成することとしたこと、及び平成23年度重点事項 (案) について説明を行い、審議の結果、原案のとおり承認した。 併せて、3月開催の経営協議会で審議いただく平成23年度年度計画について、本日の議論を踏まえて作成する旨説明があった。

    ○ 実業界、産業界、経済界から見ていると結果やメリットが見えないと行動を起こさない若者が多く、学びの機会を見逃しているように思う。 キャリア教育においては、人間としての総合力を高める教育を充実すべきである。

    ○ 学部ごとに就職企業が決まっているわけではないので、キャリア教育は学部横断的なプログラムとなるよう工夫すべきではないか。

    ○ 教育の重点事項に「入学状況等を調査分析するとともに、必要に応じて入学定員並びに組織の見直しを行う。」 とあるが、具体的にどのようなことを行うのか。財務省が発表した資料には、大学における機能別分化・連携の推進、教育の質保証、組織の見直しを含めた大学改革を強力に進めることとし、 そのための方策を1年以内を目途として検討し、打ち出すとあったが、それを踏まえたものなのか。

    → 入学状況等の調査分析は、定員充足率の上限と下限の割合が示されたことへの対応を行うものである。 大学の機能別分化に関しては、7つの機能について、大学全体としてバランスも考慮した上で、どこにどのような比重を置くのかを考えていかなければならないと認識している。

  3. その他

    第1期中期目標期間に係る業務の実績に関する評価結果 (原案) について、書面による「持ち回り会議」により審議することが了承された。

報告事項
[委員からの主な意見等 (○: 意見・質問、→: 回答)]
  1. 平成22年度補正予算及び平成23年度予算 (案) の概要について

    平成22年度補正予算の概要、平成23年度国立大学法人運営費交付金予定額の概要、 平成23年度国立大学法人等施設整備予定事業及び平成22年度予備費による予算措置状況について報告があった。

    ○ 厳しい中でやっていることは分かるが、今回の予算減程度であれば民間企業では対応できるとの印象を受けた。 科学技術予算や大学に対する研究の補助金が増えている。そこで成果を上げて寄付金を増やすなどの方策を考えてはどうか。

    ○ 神戸大学ならではというプロジェクトを提案する必要がある。 また、グリーン・イノベーションなど教育研究プロジェクト推進のための補助金など、公募要領が発表されるまでに情報を収集することも重要である。

    → 競争的資金の更なる獲得に向けて、神戸大学の特徴を示すようなプロジェクトを策定し、積極的にアプローチしていきたい。

    ○ 科学研究費補助金の予算が増額されると間接経費についても増額となることから、これを安定的な財源の一つと考え、使途について総合的に考えてはどうか。

    → 本学では、法人化の際、間接経費の使途についてルールを策定しており、学長の戦略的な施策や電子ジャーナルの整備充実に充てるなど、 大学として戦略的に検討の上、使途を決定している。

    ○ 各種補助金については、人文・社会科学系の分野では獲得するのが難しいのかもしれないが、例えば、社会科学系の教員が学部の壁を超えて連携を行うなど、 新しい方向を見いだせるようにしてほしい。

  2. 平成22年度医学部附属病院上半期決算及び損益着地予想について

    平成22年度医学部附属病院上半期決算及び損益着地予想について報告があった。

    ○ 減価償却等非資金項目を含む平成22年度のキャッシュフローが、設備投資を大きく上回っていることは財務の健全性という視点からは評価すべきことである。 しかし、反面、減価償却の減少が続いており、設備の陳腐化が進んでいないか、懸念すべき点でもある。実状をよく精査して、必要な投資にも配慮したバランスのとれた運営が必要と考える。

    → 引き続き、努力していきたい。

  3. 平成23年度神戸大学行事予定について

    平成23年度神戸大学行事予定について報告があった。