第29回神戸大学経営協議会議事要録

学長選考会議委員の選出について、審議の結果、天野委員、 大橋委員、小林委員、佐藤委員、高﨑委員、永野委員、平野委員、水越委員の8名を学長選考会議委員として選出した。

平成21事業年度に係る業務の実績及び中期目標期間に係る業務の実績に関する自己評価について説明を行い、 審議の結果、原案を承認した。なお、学内構成員からの意見を反映させる場合の文言修正については、 学長一任とすることを併せて承認した。

○ 神戸大学の国際戦略が見えてこない。 留学生の受け入れ、研究者及び学生の海外派遣、海外事務所の展開など総合的な戦略をより意識して見えるようにすべきである。

→　大学としても意識しており、これから具体の検討を進めていきたい。

○ 大学の教育課程に職業指導を盛り込むことが2011年度から義務化されると新聞報道があった。 同窓会では就職活動の支援等を行っているが、本件に関して、各同窓会組織においても、 学生のニーズを受け止めたいと試行錯誤している。大学と同窓会で協働できるものは、 役割を分担した方が学生にとって有益ではないか。

→　本学ではキャリアセンターを中心としたキャリア形成の支援以外に、 ネットワーク型の支援体制として、各部局、各同窓会、大学生協、 学生団体等が独自の教育・支援プログラムを実施している。 キャリア教育においては、卒業生によるリレー講義科目の開講など、同窓会との連携を重視しており、 より一層の支援をお願いしたいと考えている。

達成状況報告書について説明を行い、審議の結果、原案を承認した。 なお、学内構成員からの意見を反映させる場合の文言修正については、学長一任とすることを併せて承認した。

平成21年度財務諸表について 、決算概況書及び医学部附属病院決算に基づき説明を行い、審議の結果、原案のとおり承認した。 また、併せて、財務諸表に添付する事業報告書について説明を行い、審議の結果、原案のとおり承認した。

○ 人件費の削減が課題であると説明があったが、教育・研究の規模との関係はどのように考えているのか。

→　総人件費改革への対応により常勤職員の人件費が減少しているが、外部資金等を原資とした非常勤職員で補っているのが現状である。

○ 今後は、民間金融機関から資金を借り入れることも想定した資金の運用を考えた方がよいのではないか。

→　提案いただいたことも含め、今後の資金運用を考えていきたい。

○ 外部資金等の獲得状況を比較する際には、金額だけではなく、研究者の人数など、大学の規模も考慮して分析した方がよい。

○ 昨年末に新成長戦略の基本方針が閣議決定され、 グリーンイノベーションとライフイノベーションなどが戦略分野となっている。 兵庫県には世界的な研究基幹施設が集中しつつあり、外部資金獲得に向けて、 これらの施設や近隣の大学と連携して、戦略分野に関する共同プロジェクトを組むことを検討してはどうか。

→　検討を進めていきたい。

特別経費及び施設整備の要求について説明を行い、審議の結果、概算要求の要求順位について学長一任とすることで原案を承認した。

育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部改正に伴い、 職員の労働時間、休日、休暇等に関する規程等を一部改正することについて説明を行い、審議の結果、原案のとおり承認した。

第1期中期目標期間における事業報告書について、書面による「持ち回り会議」により審議することが了承された。

ベルギーの首都ブリュッセルに神戸大学ブリュッセル事務所 (仮称) を設置することについて報告があった。

1) 神戸大学データ資料集について

本学の概要と特色について報告があった。