日時
平成22年9月27日 (月)  15:00~17:10
場所
神戸大学本部 大会議室
出席者
福田議長 (学長) 、武田委員、田中委員、竹園委員、横野委員、中村委員、石田委員、正司委員、坂口委員、大橋委員、小林委員、佐藤委員、高﨑委員、永野委員、平野委員、水越委員
(オブザーバー) 石村監事、鈴木監事、安藤学長補佐、杉村病院長
欠席者
天野委員、井戸委員、矢田委員
議事要録について
第29回及び第30回経営協議会の議事要録について、10月8日までに意見を頂き、役員会として確認の上、神戸大学のホームページに公表する旨説明があった。

審議事項

[委員からの主な意見等 (○: 意見・質問、→: 回答)]

1. 平成22年度学内補正予算について

平成22年度学内補正予算 (案) について説明を行い、審議の結果、原案のとおり承認した。

○ 補正予算の額が毎年増加している要因は、人件費削減によるものと説明があったが、恒常的な努力の結果によるものか。 また、病院の経営状況が改善されたことも関係するか。

→ 運営費交付金の効率化係数や総人件費改革など、国の制度が影響しているところもあるが、本学では、 独自に大学教員の後任補充を6ヶ月間凍結する仕組みを構築しており、7割程度はその結果によるものである。病院の経営状況が改善されたこととは、関係はない。

○ 大学教員の後任補充を6ヶ月間凍結しているとの説明があったが、教育・研究の現場への影響を考えると継続して行うことは疑問がある。

→ 大学としても見直しについて、常に議論しているところであるが、政府の人件費削減の方向性が決定していないため、現段階では判断しかねている。 また、大学教員の定年延長を決定したことから、その財源を確保する必要もあり、現時点においては大学教員の後任補充6ヶ月間凍結を継続している。

2. 平成22年度附属病院事業計画の見直しについて

平成22年度附属病院事業計画の見直しについて説明を行い、審議の結果、原案を追認した。○ 今回の診療報酬改定は、本学に有利となっているのか。

→ 本学附属病院のような特定機能病院にとっては、ほとんどが有利となっている。

○ 設備投資をかなり圧縮して収益を上げてきてるが、今後設備投資をあるべき水準に戻した上で、収益を確保する方策を含め、 中長期的な事業計画を検討する必要があるのではないか。

→ 第二期中期目標期間の最終年度である平成27年度までについては、設備投資を含めた附属病院経営損益収支予測を作成し、検討している。

3. その他

国立大学法人評価委員会の評価結果 (原案) について、書面による「持ち回り会議」により審議することが了承された。

報告事項

[委員からの主な意見等 (○: 意見・質問、→: 回答)]

1. 目的積立金の繰越承認について

第2期中期目標期間への目的積立金の繰越が承認されたこと、及びその事業名並びに繰越承認額について報告があった。

○ 保育所と幼稚園の両方の機能を備える保幼一体化が話題となっているが、楠地区保育所について、保幼一体化を目指すのか。 病院の職員から幼稚園を併設してほしいという要望は出ていないのか。

→ 現在、幼稚園を併設してほしいという要望はなく、国が保幼一体化に関して、どのような制度にするかにもよるが、 楠地区保育所は、まず事業所内保育所として実績を積み重ねていくこととしている。

2. 平成23年度概算要求の概要について

平成23年度概算要求の概要について報告があった。

○ 同窓生の間で、国維寮は取り壊されてなくなるので寂しいという声を聞く。 今年度の予算で国維寮の耐震改修が認められる可能性があると説明があったが、国維寮は残ると理解してよいか。

→ 国維寮の耐震改修は、今年度予算の予備費が認められたら速やかに執行することとしている。 また、学生寮全体の整備計画がまとまった段階で、本協議会に諮りたいと考えている。

3. 平成21事業年度全国立大学財務諸表について

平成21事業年度に係る全国立大学財務諸表の分析結果について報告があった。

○ 外部資金という言葉は、金繰りのように聞こえる。実態の伴った新たな資金を獲得するにふさわしい言葉にすべきである。

→ 検討したい。

○ 外部資金の施策に「第1期中期目標期間における科学研究費補助金獲得低調部局の活性化」が掲げられているが、 どこか営業所のような印象を受ける。 目的として必要なことは理解できるが、研究内容に応じて、どのような資金を獲得するかということに関して、教員が抵抗感なく頑張れるような表現にすべきではないか。

→ 科学研究費の獲得に関しては、もう少し頑張ってもよいのではないかという部局があり、財務担当から見たまとめ方であると理解いただきたい。

○ 経済紙や新聞を見て、神戸大学の外部資金獲得状況は寂しいというのが率直な感想である。 単に目標を設定するだけではなく、海外など外部から優秀な研究者を招へいするなどの方策と併せて施策を講ずるべきではないか。

→ 提案いただいた観点から議論を積み重ね、実行に移していきたい。

4. 平成22年人事院勧告について

本学教職員の給与は、人事院勧告に準拠することとしていることから、平成22年人事院勧告の内容について報告があった。

5. 神戸大学ブリュッセルオフィスの開所について

ベルギーの首都ブリュッセルに神戸大学ブリュッセルオフィスを開設したこと、及び9月3日のオープニングセレモニーの内容について報告があった。

6. 第5回神戸大学ホームカミングデイについて

10月30日に開催を予定している第55回神戸大学ホームカミングデイの概要について報告があった。