現代の人気マンガ6作品『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)、『ゴールデンカムイ』(野田サトル)、『さんかく窓の外側は夜』(ヤマシタトモコ)、『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博)、『鋼の錬金術師』(荒川弘)、『岸辺露伴は動かない』(荒木飛呂彦)に登場するキャラクターたちの“数奇な運命”。伝承文学研究の視点から、「運命」「生と死」にまつわるモティーフを解釈する。「大衆のための文学」と呼ばれてきた民間伝承の研究者が、現代における「人々のための物語」であるマンガ作品について論じる。
国際文化学研究推進インスティテュート 学術研究員 植朗子