生涯学習のインクルージョン

生涯学習のインクルージョン

知的障害者がもたらす豊かな学び

学ぶ能力が欠如しているとされ「学び」から排除されてきた知的障害者の生涯学習にはどのような意味があり、いかにして可能なのか。インクルーシヴな生涯学習について、政策や制度の検証、インフォーマル/ノンフォーマル教育の実践事例、基礎教育保障、文化芸術等を通した「学びの原理」の検討をもとに知見を積み上げた一冊。

  • 著者
  • 津田英二
  • 出版年月
  • 2023年04月
  • ISBN
  • 9784750355801

学ぶ能力が欠如しているとされ「学び」から排除されてきた知的障害者の生涯学習にはどのような意味があり、いかにして可能なのか。インクルーシヴな生涯学習について、政策や制度の検証、インフォーマル/ノンフォーマル教育の実践事例、基礎教育保障、文化芸術等を通した「学びの原理」の検討をもとに知見を積み上げた一冊。

神戸大学を拠点とした実践に基づいて、すべての人が参加し協働して課題を解決し、よりよい社会を共同で創造していく未来を思い描きながら、そうした未来に向けて教育はどうあるべきか、個々人はどのような力を得ていく必要があるのか、多様な能力を前提にした協働はいかにありえるのか、といったテーマを社会に問いかける。


目次

  • 第1部 障害者の生涯学習推進の背景と実際
    • 第1章 障害者の生涯学習推進の前提
    • 第2章 公民館は障害者の学びに貢献してきたか
    • 第3章 障害者の生涯学習推進政策の概念枠組みと未来社会
    • 第4章 障害者の生涯学習推進政策のリージョナルな取り組み
  • 第2部 さまざまな形の学びの場づくり
    • 第5章 教育と学びを重層的に捉える
    • 第6章 インフォーマルな学びの場の教育力
    • 第7章 インフォーマルな学びの場としての都市型中間施設
    • 第8章 ノンフォーマルな学びの場の多様性――大学教育の挑戦
    • 第9章 知的障害学生との合同授業を経験した大学生の葛藤と学び
    • 第10章 ノンフォーマル教育の公教育性――障害者青年学級をめぐって
  • 第3部 学びの原理
    • 第11章 「障害者の基礎教育保障」は「共生保障」になりえるか
    • 第12章 生命の豊かさを支える実践としての知的障害者の音楽活動
    • 第13章 語りが意味をもつ場の創出へ