
【概 要】
深江丸は本学海事科学研究科附属の練習船です。航海・機関をはじめとした幅広い海技者の育成、調査研究、一般市民ことに若年層への海事や科学の普及啓発に活躍し、近年は災害支援を視野に活動してきました。この展示では、昭和から平成、令和の時代を駆け抜けた深江丸(Ⅳ)の35年間の活動を中心にご紹介します。
<深江丸について>
深江丸の船名は、深江キャンパスが位置する地名にちなんで名付けられ、歴代その名が受け継がれてきました。
第一船は神戸高等商船学校時代に汽艇として建造されています〔深江丸(Ⅰ)〕。戦後、神戸商船大学において、運輸省航海訓練所での大型練習船による長期実習とは独立して、大学独自の短期間の実習や調査研究等を実施するために、専用の実習船が建造されました〔深江丸(Ⅱ)〕。深江丸(Ⅲ) の時には、実習船から練習船へ昇格しています。
深江丸(Ⅳ) の時代に、神戸商船大学と神戸大学が統合し、さらに2022年3月、大学の新練習船として海神丸が就航するまでの間、深江丸(Ⅳ) は35年の長きにわたって練習船としての活動を続けました。