環境に関する教育研究とトピックストピックス

「環境報告書を読む会」第3回

本学で作成している環境報告書を学内に広く知ってもらい、学生からの意見等を今後の環境報告書の作成や環境保全活動に反映させるため、「環境報告書を読む会」を2013年6月26日、瀧川記念学術交流会館2階大会議室で開催しました。

環境レポーティングWG座長の國部克彦教授(経営学研究科)の司会のもと、学生7名、島村健教授(法学研究科、環境マネジメント検討WG座長)、瀬恒潤一郎教授(理学研究科、環境管理センター長)を含めた教職員13名、生協職員1名による活発な意見交換が行われました。

主な意見は下記のとおりです。

  • 環境報告書のホームページ上の掲載場所が分かりにくい。アクセス数などの分析を行って検討してはどうか。
  • 環境について勉強していない学生や興味のない学生にも環境報告書が知れ渡るような工夫が必要ではないか。
  • 学生を読み手の第一のターゲットとして環境報告書を作成してはどうか。
  • 他大学の環境報告書で学生が書いた記事が非常に読みやすいところがあった。神戸大学も学生が書いた記事を入れてはどうか。
  • 学生が興味を持つようにデザインや内容を工夫してはどうか。
  • 環境パフォーマンスについて、全国平均値等との比較調査をしてはどうか。
  • CO排出量が自分の生活にどうかかわっているのかが分からない。
  • 大学が環境について考えていることを学生に広めていくことで、意識する学生が増え、電気使用量などが削減されるのではないか。
  • 「環境報告書を読む会」の参加人数をもっと多くする工夫が必要ではないか。

これらの意見を環境報告書の作成や環境保全活動に反映できるよう努力していきたいと思います。

( 関連URL )
http://www.kobe-u.ac.jp/info/public-info/environment/environmental.html

  • 発言する学生
    発言する学生
  • 会場全体の風景
    会場全体の風景

昨年開催した「環境報告書を読む会」の意見に対する取り組み内容

意見 取り組み内容
画像等の文字が見にくいものがある WEB版データからPDF版データを作っていたため、PDF版では画像サイズ変更等で見にくくなるものが多かったと思われます。
環境報告書2013では、PDF版データを主体に作成し、WEB版データを作成するように変更しました。また、文字を9から10ポイントに変更し、見やすくしました。
ホームページに記載しているPDFデータが重く、ダウンロードに時間がかかった。分割でダウンロードできるようにしてはどうか。 環境報告書2012よりPDFデータをダウンロードしやすいように最適なサイズに変更しました。
環境パフォーマンスに関してエネルギー削減量を分かりやすくするため、一般家庭何世帯分に相当するかを記載してはどうか。 環境報告書2012では一般家庭何世帯分に相当するかの情報を記載しました。
神戸大学の環境パフォーマンス 省エネルギー・温暖化防止 参照
環境に関するPRや情報共有のため、ポータル的サイトを作り、学生団体のホームページとリンクを張ってはどうか。 神戸大学トップページ右側の「関連リンク」に「環境・省エネへの取り組み」を掲載しています。今後、情報共有のため、リンクを増やすなど検討していきます。
「環境報告書を読む会」で出た主な意見に対する大学の取り組みを環境報告書に記載してはどうか。 環境報告書2012より主な意見に対する大学の取り組み内容を記載しました。
省エネ対策は、照明の間引きが分かりやすく、効果があるのではないか。 部局ごとに取り組みを検討し、実施しました。
学生にインセンティブを与える環境保全活動の仕組みがあれば、もっと取り組みに参加するのではないか。 神戸大学環境学生調査隊とともに、さらに検討していきます。
学生の行った活動がどのような環境対策につながっているのか、見える化を図ってはどうか。 神戸大学環境学生調査隊とともに、さらに検討していきます。
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