戦後日韓関係のなかの「市民団体」: 支援・協力から対立へ

戦後日韓関係のなかの「市民団体」: 支援・協力から対立へ

戦後日韓の市民団体は両国関係に影響を及ぼしてきた。当初こそ日本側が韓国側を助けることが多かったが、次第に水平的関係へ発展。だが日韓の市民団体の蜜月は続かず、対立もみせていく。本書はこの問題について、具体的な市民運動団体の事例も含め分析する。

  • 著者
  • 木村幹, 澤田 克己, 金 世徳, 金 誠, 米沢竜也, 田中 悟, 河 昇彬, セバスティアン・マスロー Sebastian MASLOW, 崔 恩美, 野口 英佑
  • 出版年月
  • 2026年10月
  • ISBN
  • 4589045184

日韓関係を陰で支え、時に揺さぶってきた市民運動団体とは、どのような人々であり、何を成し遂げてきたのか? 日本側の支援で始まった関係は、対等なパートナーシップへと発展するが、蜜月は続かず、徴用工問題をはじめ、対立も深めていく。市民団体の実践と限界を当事者・研究者・外交官の視点から描き出し、台湾の事例との比較も収めた市民運動研究の最新成果。


目次

  • はしがき
  • 第Ⅰ部 戦後日韓関係のなかの市民団体
    第1章 日韓関係における市民団体とその活動のメカニズム [木村幹]
    第2章 外交官から見た市民団体 [澤田克己]
  • 第Ⅱ部 日韓関係に関与した市民団体
    第3章 民間団体「キョレハナ」における日韓関係の認識と実践的活動 [金世徳、金誠]
    第4章 独立運動をめぐる国家―当事者関係の変容 [米沢竜也]
    第5章 歴史を記憶する市民団体 [田中悟]
    第6章 日本における市民運動団体と日韓関係 [木村幹]
    第7章 インターネットと韓国の政治参加 [河昇彬]
  • 第Ⅲ部 日韓関係における韓国市民団体の役割
    第8章 徴用工問題をめぐる市民団体の「政治」 [セバスティアン・マスロー]
    第9章 市民団体の役割と限界、そして今後 [崔恩美]
    第10章 台湾の市民運動団体 [野口英佑]