この三大学連携シンポジウムは、京都大学、大阪大学、神戸大学が相互に連携して科学技術、文化・芸術等の振興に関する共同教育・研究事業としてシンポジウムを実施することにより、高度な研究者及び技術者の人材育成に貢献し、もって関西地域の活性化に資することを目的として、平成19年度から平成24年度に至る6年間にわたって大阪大学、京都大学、神戸大学の順に幹事となり輪番で実施しているものです。
第6回となる今回は、シミュレーション、特に「京」に代表される世界に冠たるスーパーコンピュータを用いた大規模シミュレーションで解き明かす世界を三大学の研究者による最先端研究の発表とともに、シミュレーション三次元可視化デモンストレーションを挟み、「スーパーコンピュータで何ができるか?」をテーマに、パネリストにより議論いたします。
このシンポジウムにより、大規模シミュレーションへの期待や可能性を発信してまいります。
開催概要
- 日時
- 2013年2月22日 (金) 13:30~17:30
- 場所
- 神戸大学統合研究拠点 コンベンションホール
(〒650-0047 神戸市中央区港島南町7-1-48) - 参加方法
- 参加無料。事前の参加登録が必要 (先着350名) です。
申し込みが定員に達しましたので、受付を終了いたしました。[2013/02/13] - お問い合わせ先
- 神戸大学企画部企画課企画評価グループ
電話: 078-803-5020、FAX: 078-803-5024 - プログラム
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時間 内容 13:30~14:00 開会・挨拶
神戸大学・大阪大学・京都大学 学長・総長14:00~14:40 講演1「『地球シミュレータ』と『京』の開発とその意義」
横川 三津夫 神戸大学大学院システム情報学研究科教授 (兼: 理化学研究所計算科学研究機構運用技術部門 部門長)国家プロジェクトとして進められた「地球シミュレータ」及び「京」の開発経緯とその意義についての話題を提供します。
14:40~15:20 講演2「生命科学における情報・計算科学」
中村 春木 大阪大学蛋白質研究所教授生命体の構造と進化に関する最新の理解を述べつつ、生命科学における情報科学および計算科学の役割、方法、成果を概観します。
15:20~16:00 講演3「地震発生サイクルシミュレーション」
平原 和朗 京都大学大学院理学研究科教授超巨大地震の発生機構解明や日本列島の今後の地震活動予測など、地震発生サイクル大規模マルチスケールシミュレーションの現状を報告します。
16:10~16:30 シミュレーション三次元可視化デモンストレーション
賀谷 信幸 神戸大学大学院システム情報学研究科教授16:30~17:30 パネルディスカション「スーパーコンピュータで何ができるか?」
(コーディネーター)- 小柳 義夫 神戸大学大学院システム情報学研究科特命教授
- 伊藤 聡 理化学研究所計算科学研究機構コーディネーター
- 横川 三津夫 神戸大学大学院システム情報学研究科教授
- 中村 春木 大阪大学蛋白質研究所教授
- 平原 和朗 京都大学大学院理学研究科教授
17:30 閉会 - 参考: これまでのテーマ
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- 平成19年度「ソフトウエア技術者教育: 期待と国際的な潮流」
- 平成20年度「都市と地域の防災・減災 ~自助・共助・公助そして企業の「産助」~」
- 平成21年度「バイオテクノロジーによる持続可能な社会の構築」
- 平成22年度「21世紀を“みず”と暮らす」
- 平成23年度「生活を変えるエネルギーマネジメント ―スマートグリッドからスマートコミュニティへ―」