環境保全推進センターの活動

環境学入門の開講

環境保全推進センターが開講している「環境学入門」は、選択必修科目になり4年目を迎えました。講義はほぼすべての学部から環境に関する教員が参画し、オムニバス形式で実施されました。担当者と内容は、以下の通りです。

1 10月7日 ガイダンス 西山 覚(環境保全推進センター・工学研究科)
2 10月14日 環境と生態系 丑丸 敦史(人間発達環境科学研究科)
3 10月21日 環境と人体
堀江 修(天理医療大学)
4 10月28日 環境と生命 星 信彦(農学研究科)
5 11月4日 環境と地域 林 美鶴(内海域環境教育研究センター)
6 11月11日 環境と化学 梶並 昭彦(工学研究科)
7 11月18日 環境と資源・エネルギー 石田 謙司(工学研究科)
8 11月25日 地球温暖化のゆくえ 高村 ゆかり(名古屋大学)<公開特別講演会>
9 12月2日 環境と経済 竹内 憲司(経済学研究科)
10 12月9日 企業の環境対応 末次憲一郎(神戸大学安全衛生・環境管理統括室)
11 12月16日 環境倫理とは何か 松田 毅(人文学研究科)
12 1月6日 環境とコミュニケーション 米谷 淳(大学教育推進機構)
13 1月13日 神戸大学の環境対応 吉村 知里(環境保全推進センター)
14 1月20日 人類社会の発展とエコロジー 西山 覚(環境保全推進センター・工学研究科)
15 1月27日 まとめ 勝田 知尚(環境保全推進センター)

本講義では、講師全員により分担執筆された書籍「環境学入門」(神戸大学環境管理センター環境教育専門部会編、アドスリー刊、2011年)を教科書に用いて講義が行われています。また、「企業の環境対応」と題する講義では、例年、一般の方も参加できる公開講義として開催しており、今年度は本学安全衛生・環境管理統括室の末次憲一郎教授より、松下電器産業(現・パナソニック)在職中に主導した、鉛フリーはんだ製品の量産実用化について講演いただきました。

受講者数は、1000人を超える希望者に対して抽選を行い、最終的に180名となりました。受講者数に制限があるため、第一希望にもかかわらず抽選で外れた学生が多くいることは大変残念です。今後、こうした状況を改善できるかどうかについて検討を続けていきたいと思います。