バナナが世界の食卓に広まっていく歴史的展開を、史上初の多国籍企業と称されるユナイテッド・フルーツの盛衰を軸にして描き出す。
身近な食べ物の歴史を読み解く
本書は、バナナがありふれたフルーツとして世界の食卓に広まっていく歴史的展開について、史上初の多国籍企業とも称されるユナイテッド・フルーツの盛衰を軸にしてグローバル・ヒストリーの視点から描き出す。
ユナイテッド・フルーツのバナナ生産に翻弄される中米諸国の国内状況から、それを取り巻くアメリカとラテンアメリカを中心とした国際関係までを、からまりあった糸をほどいていくように丹念に解きほぐす。
ミネルヴァ書房 書籍紹介より