
本著では、シュンペーター的イノベーションと生態学的限界との間に存在する深遠なパラドックスについて、包括的かつ統合的な経済的枠組みに根ざす解決策を提案する。本書は、グリーンな成長と脱成長との間の従来の議論を踏まえ、創造的破壊の原動力を長期的な持続可能性の実現に向けて戦略的に再方向付けることを目的とした新たなアプローチ、「ポスト・シュンペーター経済学(PSE)」を提言する。
経済成長と社会体制の在り方について考えた書籍です。極めてベタではあるのですが、家族が出来て子どもが生まれると、果たして私が生きた後の世界はどのようになるのだろう?と考えることもあります。ただそれをそのまま文章にしても研究にはならないので、ドイツの共同研究者と一緒に、シュンペーター的な経済成長の後の世界について考察をまとめることにしたのでした。普段私が出している研究の内容とはかなり異なるのですが、読んで頂けたのならば幸いです。(経営学研究科 原泰史)