神戸大学の環境パフォーマンス

省エネルギー・温暖化防止

①エネルギー使用量

平成26年度に神戸大学において使用した電気、ガス、重油等のエネルギーは約87万GJ(※1)となります。
(※1 「エネルギーの使用の合理化等に関する法律施行規則」第4条に基づき電気、重油、ガス等を発熱量に換算した値)

  • 電気

    電気
    68,251千kWh

  • ガス

    ガス
    4,490千㎥

  • 重油等

    重油等
    41㎘

868,531GJ
  • ①大学全体におけるエネルギー使用量削減

    「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」において定められた努力目標である年平均1%以上のエネルギーの使用量の削減に向けて、高効率空調・照明への更新、冷蔵庫の廃止、更新、集約化、学生・教職員への環境意識啓発(温度計付マグネットの配布環境キャラバン、環境改善キャラバン)を行いました。その結果、延床面積当たりのエネルギー使用量は、5年間の平均約1.3%削減を達成しました。(図1)
  • 図1 エネルギー使用量(千m2当たり)

    図1 エネルギー使用量(千㎡当たり)

  • ②キャンパス別エネルギー使用量の推移

    平成22年度より大学全体のエネルギーの使用量は毎年減少していましたが、楠地区において延床面積9,603㎡の低侵襲総合診療棟が稼働したことによりエネルギー使用量が増加したため、平成26年度は微増となりました。その他の地区のエネルギー使用量はほぼ毎年減少しています。(図2)
  • 図2 キャンパス別エネルギー使用量

    図2 キャンパス別エネルギー使用量

②CO2排出量

  • ①CO2排出量の削減の取り組み

    神戸大学においては、平成23年度よりCO2排出量の削減に向けて、高効率空調・照明への更新、冷蔵庫の廃止、更新、集約化、学生・教職員への環境意識啓発(環境キャラバン、環境改善キャラバンの実施、エネルギーの見える化装置の導入、温度計付マグネットの配布)等、CO2排出量に密接に関連するエネルギー使用量の削減に取り組むとともに、3R活動(リデュ-ス、リユース、リサイクル)の推進による可燃ごみの減少によりCO2排出量が削減され、合わせて年平均210CO2㌧削減することができました。(図3)
  • 図3 CO2排出の削減量

    図3 CO2排出の削減量

  • ②大学全体のCO2排出量削減

    平成23~27年度におけるCO2排出量の削減目標を平成16年度を基準とし、延床面積あたりで15%削減を目指して、学生や教職員と一体となって取り組みを実施してきました。しかしながら、新たな教育研究活動に必要な機能確保及び高度先進医療の推進等様々な活動により、平成26年度の延床面積当たりのCO2排出量は6.3%(5.2CO2㌧/千㎡)減少にとどまっていることから、今後も更なるCO2排出量の削減に向けた環境保全活動に努力していきます。(図4)
  • 図2 キャンパス別エネルギー使用量

    図4 CO2排出量(千㎡当たり)

③電気使用量

平成26年度の電気使用量は、前年度に比べ全体で2,633kWh(4%)増加しました。
 主な原因は、

・平成25年度末に楠地区において新しい診療棟が稼働したことが考えられます。

今後も学内の省エネ活動や啓発を行うとともに、建物の改修時に高効率機器を採用し省エネに努めます。

  • 表1 電気使用量 ( 千kWh )
      H23年度 H24年度 H25年度 H26年度
    六甲台第1キャンパス 3,701 3,580 3,363 3,615
    六甲台第2キャンパス 21,386 21,065 21,058 20,309
    鶴甲第1キャンパス 2,584 2,504 2,557 2,474
    鶴甲第2キャンパス 1,820 1,858 1,834 1,809
    楠 地区 32,484 32,816 33,178 36,557
    名谷地区 1,185 1,049 1,136 1,107
    深江地区 2,568 2,483 2,492 2,380
    合  計 65,728 65,355 65,618 68,251
  • 図5 電気使用量

    図5 電気使用量

④都市ガス使用量

平成26年度のガス使用量は、前年度より全体で319千㎥(7%)減少しました。

今後も学内の省エネ活動や啓発を行うとともに、建物の改修時に高効率機器を採用し省エネに努めます。

  • 表2 都市ガス使用量 ( 千㎥ )
      H23年度 H24年度 H25年度 H26年度
    六甲台第1キャンパス 137 134 144 112
    六甲台第2キャンパス 927 943 998 923
    鶴甲第1キャンパス 49 53 62 57
    鶴甲第2キャンパス 3 2 2 1
    楠 地区 3,685 3,531 3,501 3,298
    名谷地区 61 64 64 62
    深江地区 51 54 38 37
    合  計 4,913 4,781 4,809 4,490
  • 図6 都市ガス使用量

    図6 都市ガス使用量

⑤重油使用量

平成26年度の重油使用量は、前年度より全体で21.8kℓ(35%)減少しました。

深江地区は暖房用ボイラー用として重油を使用しています。

  • 表3 重油使用量 ( kℓ)
      H23年度 H24年度 H25年度 H26年度
    六甲台第1キャンパス 0 0 0 0
    六甲台第2キャンパス 0.17 0.17 0.24 0.22
    鶴甲第1キャンパス 0 0 0 0
    鶴甲第2キャンパス 0 0 0 0
    楠 地区 0 0 0 0
    名谷地区 0 0 0 0
    深江地区 58 39.6 62.72 40.9
    合  計 58.17 39.77 62.96 41.12
  • 図7 重油使用量

    図7 重油使用量