環境に関する教育研究とトピックス [トピックス]

各研究室冷蔵庫や実験用冷蔵庫等の廃止、更新、集約化
もしくは運転モードの適正化による電気代節減策

本学では、平成22年度から「神戸大学コスト削減プロジェクト推進会議(コストサクゲンジャー)」によりコスト削減や自己収入の獲得に取り組んでいます。今回この取り組みの中で、冷蔵庫の設置見直しにより電気代を削減した方策を紹介します。

大学の研究室等に設置している冷蔵庫については、1年365日かつ24時間稼働しており、その台数は相当数に上ります。この方策は、各部局の冷蔵庫について設置の実態調査を行い、それらのうち研究室に設置している個人専用冷蔵庫(実験用冷蔵庫を除く)については、原則として廃止願うことと、併せて、その他冷蔵庫についても、必要性、集約可能性、更新可能性等について検討・見直し願うことにより、使用電力量に係る基本料金と従量料金等の削減を図ろうとするものです。

平成26年7月に当課から各部局へ調査・検討を依頼し集計の結果、冷蔵庫の設置台数は約2,200台と判明しました。その際、廃棄処分を促すために、リサイクル料および運搬費を本部経費で負担することとし、さらに、省エネタイプ冷蔵庫への更新を促すため、購入費の貸付制度についても案内しました。

その結果、冷蔵庫の使用責任者と各部局の会計担当係の協力を経て、現時点(H27年6月)で廃棄冷蔵庫が180台、家庭用冷蔵庫の更新が55台実現し、節電効果は年間で460万円を見込んでいます。これはCO2約100tの削減に相当します。

引き続き、実験用冷蔵庫の更新を計画しています。

古紙回収活動の様子