私たちＮＰＯ法人ごみじゃぱんはリデュース、その中でも特に容器包装ごみに焦点を当てて活動しております。日本の家庭ごみの約60％（容積比）が容器包装ごみであるという現状を受け発足してから早10年という歳月が過ぎました。私たちは、お買い物時から無理なくごみを減らすことのできる「減装（へらそう）ショッピング」を推進しています。この活動を普及させるために私たちは、企業側と消費者側の2つの視点に立って活動しています。消費者であると同時に企業の方々に働きかけることができる私たちは、両者をつなぐパイプの様な役割を担っています。具体的にどのような活動をしてきたか、実際の例を２つ取り上げて私たちの取組みを知っていただこうと思います。
まず、2015年3月21日、22日に愛知県のリーフウォーク稲沢店で開催された環境イベント「リーフecoフェスタ」に参加しました。私たちは、容器包装を変えても売れるのか、売れるとしたらどのようなデザインなのかを調べる実験を行いました。容器包装をさまざまに変えたベーコンやウインナー、ハムを用意し、従来品と比べて消費者の方がどう感じるかアンケートを実施し、200名以上の方に協力していただきました。この実験は、日本ハムさんと住友ベークライトさんと共同で実施しました。
また、2015年3月30日から2週間、スターバックスコーヒー社の名古屋市周辺14店舗とコラボイベントを開催しました。ドリンクの容器包装であるプラスチックカップの代わりにマイタンブラーを推進するイベントです。タンブラー持参者ご自身が特設ボードへシールを貼ることで、環境が少しずつ守られていることを視覚的に実感していただきました。
2015年2月13日に開催された「低炭素杯2015」では、さまざまな取り組みが評価され、環境大臣賞金賞（地域活動部門）を受賞することができました。
2015年度は、ついにごみじゃぱん結成から10年となる記念すべき年です。さらにごみじゃぱんの活動の輪を広げ、企業の方々との共同イベントや、消費者の方々との交流を積極的に行っていきたいと考えています。より多くの人に無理なくごみを減らせる「減装（へらそう）ショッピング」の考え方を知ってもらうべく、ごみじゃぱんは活動を続けていきます。
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