環境に関する教育研究とトピックス [トピックス]

環境学入門における「第4回環境報告書を読む会」

「環境報告書を読む会」の様子
「環境報告書を読む会」の様子

本学で作成している環境報告書を学内の方に広く知ってもらい、学生からの意見等を今後の環境報告書の作成や環境保全活動に反映させるため、平成23年度から「環境報告書を読む会」を毎年開催しています。

平成26年度は、平成27年1月13日に鶴甲第1キャンパスB210教室にて、環境学入門の授業の中で「第4回環境報告書を読む会」を実施しました。環境保全推進センターの吉村先生により、水に関すること、ごみに関すること、環境報告書に関すること等について講義が行われ、授業の終盤には受講生が「神戸大学の環境報告書の良い点と改善点」についてレポートを提出しました。

レポートに記載された環境報告書に関する改善点に対する取り組み内容は下記の通りです。

意見 取り組み内容
紙の使用量について1人当たりの使用量がどれくらいなのかが分かれば良いのでは。 「環境報告書2015」では、省資源・リサイクルのページで、全学の事務用紙類の使用量からコピー用紙の1人当たりの使用量を掲載しました。
図、写真、環境キャラクター等を掲載し、ステークホルダーに分かりやすい記事を掲載すれば良いのでは。 「環境報告書2015」では、エネルギーグラフや表のデザイン、カラーをそろえて、記事に統一感を持たせました。
写真やグラフ、文章、タイトルの大きさの強弱がないので、伝えたい内容を強調するような工夫があったほうが良いのでは。 タイトル、サブタイトル、本文で文字サイズを変更しました。また、内容が少しでも読者に伝わりやすいように、各タイトルにイラストを加えました。
学生が活動に参加している様子や取り組み内容、活動写真がもう少し詳しくても良いのでは。 大学内で環境に関わる活動をしている学生団体へ、原稿執筆をお願いし、活動写真や図を交えた記事をトピックスに掲載しています。
具体的にどのような環境保全活動をしているのか掲載してみては。 学内の冷蔵庫の廃止、更新、集約化等により、電力量を節減し、環境保全にもつながる活動の記事をトピックスに掲載しました。
CO2排出目標値、または目標年度の見直しを検討してみては。 社会情勢も視野に入れつつ、新たな目標について、さらに検討していきます。